”布団”がビジネスチャンス?

竹村:前回は売上のお話でしたが、店舗の売上はまだまだ成長していくと思っています。僕はこれからは布団が狙い目だと見ているのですが、布団を洗っている方のパーセンテージはどの程度でしょうか?

三原:10%程度だと思います。

竹村:全体の割合でしょうか?

三原:全体の十人に一人程度は布団、毛布、シーツ、タオルケット、羽毛布団だと思います。元々、布団を洗うという習慣がなかったので、これから利用者数は増えていくと私も思っています。

竹村:習慣がないというところがやはりチャンスです。通常、布団は1シーズン放置されるもので、洗う方は限られていました。シーツは洗うけれど、布団などは洗わないという方が大半でした。ですが、洗うと肌触りが全然違います。今後、世間で布団を洗うことが当たり前になったとしたら、今の店舗の売上が50万円から100万円になってもおかしくないと考えています。

不遇からの成長。そして、さらなる高みへ・・・

今まで効率の悪い商売として、不遇の時代を過ごしてきました。面白いもので、不遇の時代といっても他の商売より高利益な場合もあったはずです。他の商売や自分の本業よりも収益を得られた方も多かったと思います。

三原:十年で回収ができるプランニング、利回り10%といったものは大変好評でした。アパート・マンション経営は十年では回収できませんが、コインランドリーは順調ならば五~七年で回収が可能です。

竹村:フランチャイズも回収が二~三年、早いものだと一年半程度のプランがずらりと並んでいます。それにも関わらず、コインランドリーに目をつける方がいるということは、安定していて堅実であるという魅力が反映されているということでしょう。僕も何名かオーナーさんを紹介しましたが、落ち目の方はいません。上昇し続ける商売は稀です。

三原:前年対比100%は割れません。120%です。

竹村:林さんとの会話で、オーナー会の雰囲気がとてもよいというお話をしていましたが、当然といえば当然です。古参の方が目の前で実際に業績を笑顔で証明しているのですから。加盟したての方の不安も吹き飛ぶというものです。古参の方ほど業績がよいはずなのに、その点をよく理解していなかったり。裏を返せば、だからこそ、理屈抜きで励ましてもらえるということなのでしょうか?

三原:そこで励ましている方は、去年まではオーナー会で売り上げの相談をしていた方なのです。二年目には、同じ境遇だった新参者に先輩風を吹かせたくなるのでしょう。

竹村:僕もフランチャイズのオーナー会にはよく出席していますが、成功事例が主な話題です。なので、励ましあうというのは珍しいと思います。よい雰囲気の秘訣でしょう。

時間が迫ってきました。三原社長にはこれからもより一層邁進していただきたいと思います。この節はご出演いただき、ありがとうございました。