コインランドリーは流行っている?
竹村:三原社長。林さんとのやりとりをずっとチェックしていました。確かに、林さんのように誤解している人は多いです。コインランドリー自体、あまりビジネスとしては認知されていないからでしょう。まだ、林さんは独身の男性、洗濯機を所有していない方が利用するものだと思われています。ですが、裏を返せば、まだまだ成長するということだと思います。実際、このところ大変好調だそうですが「がっちりマンデー」に出演なさってからの反響はどうでしょう?
三原:少々順調に行き過ぎているようです。
竹村:店舗の売上にもよい影響が出ていると思われますが、平均的に見て、どのような変化がありましたか?
三原:例として通常50万円の商材があったとすると、20%程度上昇して60万円になっているという具合です。
竹村:原価はどのくらいでしょうか?
三原:原価は厳密にいうと二割程度。電気・ガス・水道代です。
竹村:では、今のオーナーさん方は好景気済みになっているところから始めているということでしょうか?
三原:そうです。不遇の時代を知らない方々です。
竹村:通常、不遇の時代があると思います。
三原:はい。通常は最初の一年ほどは本当に五~十万円からのスタートです。
竹村:ですが、それが利点でもありました。なかなか右肩上がりの商売はない中で、確実で手堅い稀有なケースでした。
コインランドリーの将来性
竹村:今は僕の感覚からするとバブルに匹敵すると思っているのですがどうでしょうか?
三原:正にバブルです。
竹村:バブルというのはいずれ弾けてしまうのが常ですが、さらなるシナリオは準備されていますか?
三原:店舗の皆さんには影響しないと思いますが、販売する会社さんたち、私どもと同じような仕事をしている方々は、今がピークだと覚悟しておく必要があると思います。
竹村:店舗の売上も順調で、このところは説明会も凄まじい勢いだと思います。
三原:50名の会場に入りきらなくて、午前と午後の二部構成にしました。つまり、一日に100名です。
竹村:ちょうど僕が三原社長のお手伝いをしだしたときは五人程度でしたが、このところは100人に対して説明会を開いている。本当に凄まじい勢いだと思います。今まであまりコインランドリーはビジネスとして認知されていなかったので、今後はまだまだ成長していくのではないかと思います。
三原:コインランドリーをご利用いただいている方々は主婦が多いのですが、この方々は好き好んで専業主婦でいるわけではないようなのです。昼間に少しでもいいから働きたい、お金がないわけじゃないけど働きたい、お金がないから働きたい、お金があっても働きたいという欲求があります。それから、フルタイム勤務で自分がお店の店長をやっている、管理職をやっているという女性がこれからの時代は増えてきます。すると、益々家事をする時間がなくなるため、コインランドリーを利用するようになると思うのです。
竹村:バブルで店舗の売上が弾けるということはなく、まだまだ成長していくと思ってます。次回では、コインランドリーのフランチャイズについて、まとめていきたいと思います。