協力者を敵にしてはいけない!

:三原社長。コインランドリー投資に向く方は、起業を検討しているサラリーマンの方でした。逆に向いていない方は、各協力会社を叩いて値引きする方でした。単純に考えると、値引いたらその分だけ得をすると思うのですが、いかがでしょうか?

三原:我欲的に値引きをしていくと、ビジネスの登場人物が自分だけになってしまいます。すると、周りのことが全く見えていないので、いざとなったときに助けてくれる方を見落としてしまいます。これは非常に残念なことです。例えば、問題が発生したとして、私どもの社員・大工さん・水道屋さん・電気屋さん・ガス屋さんも、迷惑を被った印象を頭に刷り込まれてるわけですから、進んで協力しようとはしません。それでコインランドリーを20~30年経営していくわけです。その間、負のレッテルを自らに貼って商売されるのはいかがなものでしょうか。やはり、そういう方々は向いていません。敵をつくってしまいます。あまり値引きをしなかったり、工事中にお茶を差し出してくれるようなオーナーさんだと、大工さん・水道屋さん・ガス屋さん・電気屋さんも気持ちよく仕事ができます。

三原:大工さんならば、ご自身の仕事に満足感を覚えて、奥さんに一言呟くかもしれません。その大工さんの奥さんは、それを聞いてご友人の奥さん方にご主人の仕事について話すかもしれません。大工さんのお母さんは、息子の仕事を自慢に思って、出先で話の種になさるかもしれません。本当に不思議なものですが、やはり人が人を呼びますので、結果的によいお店になると思います。うちの社員もそのオーナーさんのためならがんばってなんとかしようと奮起します。売上が悪ければ打開策の提案をしたり、値段以上のことをなにかしてあげようと思うわけです。人に嫌われてまで金銭に執着するのは絶対に損だと思います。

:値引きしたとしたらその分だけ節約した気分になりますが、そういうわけではなく、しかるべき仕事にはしかるべき報酬を払い、感謝の意を伝えながら、コインランドリーを経営していく。それが波及して地域に愛されて、皆さんに利用されて、100円玉が集まっていくということ。

実はコインランドリービジネスは奥深い

:コインランドリーは機械が回るだけだと早合点していましたが、奥深いビジネスなのですね。
三原:我々が販売、製作するのは洗濯機です。ご利用いただくとしても洗濯機です。ですが、それを設置するのは人間です。経営するのも人間です。ご利用いただく主婦の方々も人間です。人間としての、血の通ったつき合いを一生懸命に考えていきたいと、私はいつも思っています。

:コインランドリー投資については、対人がなく、手堅くて楽、マネージメントは皆無というイメージがありましたが、まったく違うようです。経営者として愛を持って取り組むことが成功に繋がっていく。経営哲学の神髄のように思います。まさかこのような展開を迎えるとは思っていませんでした。本当に勉強になりました。

数回にわたり、コインランドリーのフランチャイズについてご説明くださり、誠にありがとうございました。