支援した会社が全て成功した!

竹村:「ベンチャーリンク」という会社は、加盟開発の支援をした後にスーパーバイザーも行っていました。そのような万全の体制の中、「ガリバー」「牛角」「高田屋」は着実に拡大していきました。とにかく支援した会社が全て成功して、上場して大きくなっていったのです。上場益というのも「ベンチャーリンク」の収入源となっていたので、当時の「ベンチャーリンク」は大変繁盛していました。

:「ベンチャーリンク」は失敗しないという風潮があったということですが、次から次へと成功させていったということでしょうか?

竹村:支援体制が完備されていたので、あたかも誰でも成功するような雰囲気が流れていたのです。

:予想通り次々と成功していたら、バブルは崩壊していないはずです。

成功の影には失敗が眠っていた?

竹村:前回にもお話したように、僕は「ベンチャーリンク」に十年間在職していました。その最初の五年間はどんなフランチャイズを支援しても成功しました。ですが、本当はその中には成功しなかったものもあったのです。他の会社が成功していったので、なかったことになっていました。

結論から言うと、バブルが崩壊した理由は単純で、ある時点から、取り組んでみても頓挫してしまうフランチャイズが多くなったのです。ですが、フランチャイズの開発はできたのです。

:開発ができたということは、皆さんは加盟してしまうということでしょうか?

手当たり次第に加盟権を売っていた!

竹村:「ベンチャーリンク」というネームバリューは、絶大的に信じられていました。スタートダッシュに失敗しても、必ず盛り返す術を心得ていると思われていたのです。そうすると、0次募集で転んでも、1次募集で一気に加盟します。当時、月五万円を払えば「ベンチャーリンク」の新しいフランチャイズの情報を先取りできる「ビジネスリンクパートナー」という組織がありました。それは会員組織で、新規のフランチャイズ事業の説明があると、全員が手を挙げました。そのように驚くほど簡単に加盟を集めることができたので、ある時点から成功しないフランチャイズも売ってしまうようになりました。結局、スーパーバイザー達も頑張りましたが、「ガリバー」「牛角」のようにはなりませんでした。

また、もう一つ大きな理由があって、世間的にはこちらが主な理由とされていますが、加盟の権利だけを売ったのです。エリアエントリーということで加盟権を売っていました。この売却方法というのも、成功するフランチャイズをたくさん見てきた方にとっては、罠のような形となりました。例えば、「牛角」の説明会に参加して、色々検討して加盟を諦めた場合、悔しいわけです。次の説明会に参加したら、即決してしまいます。ただ、当たり前ですが「牛角」ではないので、軌道に乗るかどうかはわからないのです。

:加盟金はいくらぐらいだったのでしょうか?

竹村:フランチャイズ本部と折半でしたので、最安値で600万円。比較的高値で1000万円でした。

:次回も、もう少し詳しく教えてください。