海外に日本の飲食のFCを持っていきたい!!どこをリサーチしたらいい!?

林:僕の友人の話なのですが、海外に日本の飲食を持っていきたいと相談を受けています。

竹村:非常に夢のある話で、前回重光産業の味千ラーメンのエピソードを話しましたが、そういう話を聞くとみんな海外に出たがります。

林:そうなのですが僕の友達は加盟する側なので、近いうちに日本に来て何件かリサーチしようとしているけどどこに連れて行けばいいですか?

竹村:その方はバリの現地の方ですか?それだと多少成功確率は上がります。
日本食はすごいと持ち上げられているのですが、ラーメンも日本食になっていますが、現地の人の感覚からすると日本食はエスニック料理みたいなものです。
寿司・ラーメン・カレーは流行ったと言いますが、日本食の全部が全部そうなるものではないです。現地の人からすると日本食は変な食べ物です。

調理が大変なものは難しい!!

林:日本で居酒屋ツアーをしようとしていて、牛角・串カツ田中、それから大戸屋はどうかと思っています。赤から鍋もいいと思っています。

竹村:その中で言うと大戸屋は難しいです。調理場が大変だからです。
串カツ田中はやろうと思えばできると思ういます。だけど大戸屋は厨房でたくさんのメニューを作らないといけないです。バリの現地人が厨房でやるというイメージは全くわきません。
僕も大戸屋をやってる会社を知っていますが結構厨房は大変そうです。

竹村:銀だこも日本では500くらいしかできないけど、世界進出したら1000とか2000とかできると揚げたこ焼きを作る機械を開発して世界に進出しました。
海外進出するというのはそういう部分もあります。

林:日本人の繊細な感じが海外ではできないこともあります。

竹村:牛角は肉で、肉を調理するのは食べる人だからできるかもしれません。

現地と日本の感覚の違いに注意!!

竹村:肉にもいろいろあります。先日カンボジアの人と話しましたが、現地では鶏肉は日本人が考える焼き鳥よりも下のものだと思われています。牛とか豚の方がいいと思われています。
おいしい焼き鳥を出せばいいという問題でもありません。
ずれが大きくあるので安易に持ってくと難しいというのが前提としてあります。

竹村:現地の方だったら感覚の違いを大間違いはしないでしょう。
その人はビジネスとしてやろうと思っていて、大金持ちが自分が食べたいから牛丼屋を作りたいというわけではないですよね?

林:大金持ちですがちゃんとやろうとしています。

竹村:いろいろ連れて行ったらいいと思いますが、ハードルはあります。
それをいうと、ケンタッキーはすごいと思います。
どこにでもあって、カンボジアにもありますし、日本に最初に入ってきたのもケンタッキーでした。

林:友達をどこに連れて行ったらOKですか?大戸屋は除外します。

竹村:今海外進出しているところじゃないといけないと思います。
といっても、みんな出ていっています。リンガーハットも出ましたし。

林:今度、どこに連れて行けばいいかのリストをください。

ありがとうございました。