「いきなり!ステーキ」ブーム到来!
林:竹村さん。「いきなり!ステーキ」のブームはいつまで続くと思いますか?
竹村:今までに何回かお話ししていると思いますが、個人的に「いきなり!ステーキ」はB’ぐらいの評価でした。なぜかというと、いい立地の店舗と少し路地裏に入る店舗で客足に雲泥の差があったからです。立地ありきのフランチャイズはあまり成功しない傾向にあります。ですが、現在は路地裏の店舗も繁盛するようになりました。これはいわゆるブームの力ですが、いつまでと言われると悩むところです。定着しないとも言い切れません。林さんはいかがでしょうか?
林:低糖質ダイエットの流れがいつ止まるかが問題だと思います。
いや、太らないわけないだろ!
竹村:「いきなり!ステーキ」の業態の勝利ともいえますが、現在の状況は明らかにブームの恩恵です。われわれの周りの社長方もよく食べています。僕もリサーチに行きますが、女の子が数人で食べている光景をよく目にします。ただ、ご飯さえ抜けばいくら食べてもいいという理屈はおかしいと思います。健康ブームというのはいつも極端です。
肉のみならば太らない、一体その根拠はどこにあるのでしょうか? これは体質にもよると思います。酒豪と下戸の違いと同じです。それに本当に健康にいいのであれば、一時のブームではなく日本の食文化になっているはずです。これらはダイエットの食事面が強調され過ぎた結果です。ブームが去ると同時に下火になっていくと思います。
林:僕はご飯を肉にして太った気がします。
竹村:当然、肉だって食い過ぎれば太ると思います。健康にはバランスのいい食事と適度な運動が一番です。次回も「いきなり!ステーキ」についてご説明します。