武田塾を展開した7校舎の場所は!?
林:複数の塾を売った資金で、どうやって武田塾を展開していったのか教えてください。
久保田:大学受験予備校なので、他の大手の予備校の代々木ゼミナール、駿台予備学校、河合塾、四谷学院など、東進ハイスクールはちょっと違うけどたくさんあって、それらの塾が大きく出してる場所がいいだろうと思いました。
はじめは池袋、大宮、柏、横浜、町田、熊谷に展開しました。
林:一気にあざみ野 + 6校舎を展開したのですね。
武田塾の6校舎分は、2ヶ月でオープンさせた!?
林:2013年の9月に加盟してもらって、12月に生徒が増えて”これはヤバい”ということで、事業を譲渡して、次にこの6校舎を増やしたのはいつですか?
久保田:4ヶ月で前の塾が売却されて、お金が一気に入ってきて、決算期までに作らないといけなかったので、(9月から)2ヶ月で作りました。
林:大金が入ってきたから、決算をまたいでしまうと、黒字決算でかなり税金を取られてしまいます。
だから、一気に使い切らないといけなかったということですね。
それで、2ヶ月で6校舎をつくってしまったということですか?
久保田:はい、これは大変でした。
武田塾に全てを賭けた男!?
林:すごいですよね。6校舎というのは、結構な金額がかかると思いますが、資金に結構余裕をもって6校舎にしたのか、全額突っ込んだのか、その辺はどんな感じでしたか?
久保田:資金は入ってきたけど足りなかったので、銀行の融資を入ってきた資金で1回使って返して、そしてまた倍くらい借りて、入ってきたお金も使って、一気に6校舎を作りました。
林:入ってきた資金 + 銀行融資を加えて、もう6校舎を作ったということですね。武田塾に全てを賭けたというですね?
お金を残して2・3校舎にして、万が一のためにお金をとっておくという考えはなかったんですか?
久保田:なかったですね。何か確信があって、すでにあざみ野校を開いていたので、どんな風に生徒が集まるのか、武田塾がどんなコンセプトなのかはすでに数ヶ月だけど経験していたので、”これは本物だ! イケる!”と、指導法を含めて全てにおいて思ったので、全て賭けました。ビジネスマンなので。
林:すごいですね。半年くらいで7校舎を作ったということです。これはすごいペースです。
久保田:その時は大変でした。
林:それではどんな感じで大変だったのか、そのあとどうなったのか、次回お願いします。