日本政策金融公庫の融資の際の1000万という基準について

:フランチャイズに加盟する際の審査について、不安な方も多くいらっしゃるはずなので、再度詳しく教えて下さい。

竹村:まず1000万円という一つの基準があります。1000万円以下は支店決済といわれていまして、支店の課長さんあたりが許可を出すので比較的に通過しやすく、1000万円を超えると支店だけでは決済ができないので、時間がかかり、審査も厳しくなります。最近では国策によって、1000万円までは簡単な審査で下りる仕組みになっているようです。起業する人を増やし、それによって失業率を減らそうとするアベノミクスの恩恵だと思われます。だからといって、勿論全員に貸し出せるというわけではないですが、感覚的は貸すほうにノルマがあるのでは?と察せられるほどです。

:とても借りやすい状態だということ。お話を伺っていて気づいたのですが、個人的理由よりも政策や社会情勢が深く関わっている。

竹村:実際に今まで、30%の自己資金が条件だといわれていても、未経験者の場合だと50%の条件になることもありました。

:例えば武田塾の加盟に1000万円が必要ならば、自己資金はどれくらいあったらよいのでしょうか?

竹村:以前は最低自己資金が30%だったので、300万円が必要でした。ですが、教育業界などの経験がないとなると、30%では少しリスクが高いので500万円用意して下さいという話でした。

:それは何年前のお話ですか?

竹村:三~四年前まではそうでした。

:では、現在では未経験者は何%の自己資金が必要なのでしょうか?

今がチャンスである理由とは?

竹村:明記されてはいませんが、経験者は最低自己資金が30~10%まで低下しました。武田塾でも、フランチャイズガイドには1000万円なので、最低自己資金は300~400万円と記載していました。ところが今では未経験でも150~200万円程度で十分です。

竹村:なので、今がチャンスなのです。

:500万円が必要だった時代と比べれば、起業のハードルは下がってます。

竹村:借金が増えるだけと勘違いする方もいますが、そんなことはありません。起業のために政策金融公庫を使い倒していきましょう。

:では次回も、政策金融公庫について詳しく説明していきます。