9割が利用する日本政策金融公庫!
林:今日の相談は「日本政策金融公庫の審査は厳しいですか?」という質問です。
竹村:では、詳しくご説明していきたいと思います。
林:まず、何故「日本政策金融公庫の審査は厳しいですか?」という質問がきたのでしょうか?
竹村:審査を不安視する方が多いからだと思います。
林:フランチャイズ加盟時に、大半の方が利用しますから。
竹村:脱サラで起業する際の王道ですね。保証協会づきの融資という手段もありますが、この二つ以外はオススメしません。
林:フランチャイズ加盟時に、資金の不足分を公庫から借りて補うことができ、その際に審査があるため、竹村さんのところに相談がくる。
竹村:現に武田塾でも、脱サラの方の約九割が利用しています。自己資金のみというのは稀です。基本的に脱サラの方は日本政策金融公庫を利用しています。ただ、審査の及第点が頻繁に変動するため、見極めが難しいのです。
林:現在はどうでしょう?
現在の日本政策金融公庫は審査が緩い?
竹村:今まで見たことがないほど、ここのところ二~三年は非常に恵まれています。
つまり、厳しくはありません。
ネガティブな情報ばかりが氾濫していますが、現在ほどまでに通過しやすいのは、小渕政権時の短期間を除いて前例がありません。
林:確率的には何割でしょうか?
竹村:勿論100%ではないので、武田塾でも残念な結果になった方もいらっしゃいます。
林:武田塾では何割の方が落とされました?
竹村:一割ぐらいでしょうか。
林:残念ながら落ちてしまった方は、話し方が少しぎこちなかったように思いました。人柄も大変よかったのですが、どことなく軟弱な印象でした。どうして落ちてしまったのでしょうか?
竹村:理由はわかりません。落ちる理由がわからないからこそ、確率というのが重要な指標になります。
林:安定した職業の方や高学歴の方も例外なく落ちてしまいました。
竹村:ですが、真逆の結果も多く、ほとんどは通過しました。
林:我々の感覚だと九割方は通過できたように思います。次回は不明な点が多い政策金融公庫の仕組みについて、もっと詳しく教えて下さい。
竹村:どういう仕組みかというのをお話いたします。