資格スクエアで業界の問題点を解決する!

:鬼頭社長、キャリアだけを考えたら安定を求めそうなのに、ITベンチャーで起業してしまうほど業界に問題点を感じたということですね。

鬼頭:そうですね。やはり効率性の観点から言っても、続けさせるという観点から言っても、このサービス形態が正解ではないだろうと考えました。

:なるほど。一方的に授業をするだけで、なおかつ皆がどんどん挫折してしまうわけですからね。そこを資格スクエアさんはどのように解決しましたか。

大きな進化を遂げてきた資格スクエアとは?

鬼頭:我々のサービスは2014年の1月にスタートして、今2年半ほど経ちましたが、その間に絶大なる進化を遂げたのです。初めはいわゆるオンラインで講義が聞けるというサービスで、いつでもどこでも講義が聞けるので決められた時間に教室に行くよりも効率が良く、しかも皆さんを助けようということでかなり安い価格でご提供していました。当時は素晴らしく革新的なサービスだと思って始めたわけです。

ところが、やはりこれだけでは勉強の革新とまでは言えないのではないかと考えるようになりました。そこで我々はクラウド型学習というものを業界で初めて取り入れて、「資格スクエアクラウド」と名付けました。

これまでのオンライン学習は、基本的にはこれまで教室で講義を聞いていたのを、スマホやパソコンで動画の形で見て勉強できる、倍速で聞くこともできるという効率の良さがウリでした。しかし我々のクラウド型学習は、講義の動画を見ながらテキストを編集できたり、法律の勉強で必要な条文や判例をワンクリックで見ることができたりという、大きなメリットがあります。実際に勉強していると、様々な本やテキストを三種の神器のように持って、次々に参照する必要がありますが、それが全て画面上でできてしまうわけです。

あとは質問のシステムも、以前ならわざわざ質問カードに名前や組などの個人情報を記載した上で、質問事項を書く必要がありました。しかし我々のサービスではログイン機能を使っており、質問ボタンを押すだけで個人情報を入れた状態で簡単に質問をすることが可能です。

また、多くの人がノートのまとめをしていると思いますが、単語帳という機能を採用していますので、自分が覚えるべき事項について単語帳の表面と裏面を自分で作ることができ、しかもオンライン上でテキストからコピペするだけで済むため、手書きする必要がありません。そのような形で、パソコン上やスマホ上でできるという機能を、サービスを開始して1年後の2015年2月に提供させていただきました。

それがインプット機能を一元化するということです。さらにアウトプット機能というものもありまして、それは脳科学ラーニングといいます。脳科学ってご存知ですか。

:はい、何となくわかります。

鬼頭:脳をサイエンスしようという話なのですが、脳の仕組みは皆同じで、林社長も私も同じ脳みそを持っていますよね。

資格スクエアクラウドで何と特許も取得!

鬼頭:我々は人間の脳の仕組みに沿って、いかに合理的に問題を解くかというシステムをさらに2016年の3月にリリースしたのです。少し話が長くなってしまったので、この辺で切らせていただこうと思いますが、もう一点だけ。2015年の2月に資格スクエアクラウドというインプットの機能の一元化を果たしました。これは業界で初めてです。しかもこれについては、何と先日、特許を取得しました。出願ではなく取得ですよ。

:すごい。

鬼頭:やはり業界初ということで、特許庁にも認めていただきました。是非、まだ機能を味わっていない方は体感していただければと思います。

:すごいですね。続きは次回で。

鬼頭:はい、よろしくお願いします。