「マンマチャオ」の加盟数が伸びる理由は?
林:コインランドリーは投資型で、経営的な側面を感じません。ですが、ロイヤリティーを支払うというデメリットがあるにも関わらず、三原社長の「マンマチャオ」の加盟数は伸びています。どうしてでしょう?
竹村:まず、コインランドリーの機械に店舗差はほぼありません。
ということは、機械で差がつくというわけではないのです。すると次は、誰と組むのかというような要素が出てきます。三原社長のコインランドリーがフランチャイズとして成功しているきっかけは、三原社長の著書にあります。
「コインランドリー投資負け無しバイブル」という本を書いて、それがヒットしました。次第にサラリーマン投資家の中で話題になり、三原社長に憧れを持つ方々が増えました。また、僕のアドヴァイスもあって、ホームページを三原社長が強く訴えかけるようなものにつくり変えました。
三原社長の求心力
つまり、三原社長にカリスマ性を感じて、機械が同じならば三原社長の下で起業したいという方が殺到しているのです。
他のフランチャイズであれば、機械の50万円値引きなどを利点として提示しますが、三原社長の著書やホームページを見て加盟する方々は、ある種ファンに近い。「武田塾」と同じで、加盟者同士でフェイスブックを使ってグループを形成しています。なので、「マンマチャオ」という同じ看板を掲げた同志のコミュニティのようになっていて、その中で様々な情報のやり取りをしています。大したことではありませんが、他店舗と情報を交換できるというのは、経営者側としたら強みです。
林:実際に月一回ほど集会をしていたりして、楽しそうに映ります。起業して店舗を放置して月収10~20万円だけでは、面白味に欠けるのでしょうね。
竹村:フランチャイズというのは、何回も林さんにはご説明しましたが、仲間と協力して行うビジネスなのです。他のコインランドリーでは一匹狼が目立ちますが、三原社長のコインランドリーは仲睦まじい。コミュニティ自体にフランチャイズの価値があり、魅力的に映るため、加盟数が伸びているのだと思います。
決して、お金だけがフランチャイズの全てではないのです。
林:三原社長は面白い方なので、是非ともゲスト第一号として出演していただきたいと思います。
フランチャイズのコインランドリーについて、ご不明な点があればご相談いただければと思います。