ニッチなものはメジャーになる可能性がある!?
林:前回に引き続き、ニッチでブルーオーシャンなFCについて教えてください!
竹村:前回ニッチでブルーオーシャンなフランチャイズなんてない、という話をしました。武田塾はどうでしょうか?
林:武田塾はニッチではあります。
竹村:ニッチで、マニアックでもあります。ニッチというのは、ひっくり返ってニッチじゃなくなるものだというイメージがあります。マニアックなものがメジャーに変わることがあります。
林:東進衛星予備校も映像配信というマニアックなことをしていましたが、今ではNo.1予備校になりました。
竹村:ニッチでも棲み分けているものはメジャーになることは難しいですが、マニアックなものがメジャーになることはあります。マニアックというのは、一般の人からみたらまだ変というものを言います。マニアックだけれども、これからメジャーになるというのはあります。ただし、本当にただのマニアックというものもあって、そういったものがメジャーになることは難しいです。
竹村:武田塾は授業をしない塾という変な形態に思えるのですが、そちらの方が正しくなるという可能性もあります。
もしかしたらこちらの方が正しくて、世間の人が間違えている可能性もあります。そういったところに、賭けているというところはあります。
ちゃんとしたFCであれば、提案書に「ニッチでブルーオーシャンです」というそんなバカなことは書かないです。
周りから反対されることほど可能性がある!!
林:ブルーオーシャンなんて、気づいたらみんな参戦してきます。
竹村:FCは誰でもできるといっているんだから、矛盾してしまいます。
林:参戦してきても、他者が追いつけないノウハウがありつつ、そしてみんなができるフランチャイス化できる仕組みがあるなんて、そこまで上手いことはないです。
竹村:最初に言った時に、みんなから「それはうまくいかないよ」と言われたり、あるいは笑われたりします。そういうことの方が可能性があるという、経験則があります。
東進衛星予備校も、映像配信でやる方がが生の授業よりよくなるなんて誰も信じなかったです。でも、そうなりました。
それは、そっちの方が正しかったからです。生の授業と映像配信でやったとして、生の方がいいというのは古い人の幻想でした。
それと同じように、授業があるのとないのでは、授業がない方が自分のやる気で自分でやった方がいいということも言えます。
ニッチとかブルーオーシャンとかそういうことではなく、本質から考えて業界を変える可能性を見出せるものならば、ニッチでも成功するFCの可能性があると思います。