加盟金、ロイヤリティとは?

:竹村さん。「マンマチャオ」の三原社長から「加盟金とロイヤリティって、なんで払わないといけないのですか?」という質問をいただきました。

竹村:つまり、「加盟金とロイヤリティは、なにに対する対価なの?」。この質問の背景には、加盟者側の疑問を解消しようとする配慮が窺えます。是非、一度「加盟金 なにに対する対価」で検索してみてください。調べると、加盟金というのは「社名を使用する権利、研修でその業務のスキル・ノウハウを学ぶための費用。成功するためのパッケージ」のようなことが記載してあります。ですが、末尾に「成功するためのパッケージを手に入れれば、誰でも成功できるというわけではありません」とあります。これでは疑問に思うのも無理はありません。僕は対価という考え方自体が間違っていると思っていて、誤解もありますが、ビジネスに参加する権利だと返答しています。「武田塾」でいえば、「武田塾」という表記で、「武田塾」のビジネスを行うために加盟金を支払うのです。

:「武田塾」に加盟していただいて、「武田塾」の方法を拡大するために取り組んでいただいて、資金も提供していただくのに、さらに加盟金300万円。本当に支払う必要があるのでしょうか?

ロイヤリティは経営指導の対価?

竹村:まず、加盟金300万円は決して高額ではありません。「武田塾」というのをゼロからつくり上げるとしたら、300万円程度じゃ土台無理な話だからです。ただ、ロイヤリティというものは理屈に適っていないため説明しづらく、

竹村:経営指導の対価としてしまうと、さらに矛盾が生じてきます。お粗末なAという加盟店、優秀なBという加盟店があったとして、Aのほうに手間がかかった場合、そちらにたくさんの経営指導をしていかなければならないわけですが、Bのほうが多く支払うことになります。実際に、順調に経営ができている加盟店なら、本部の指導はいらないはずですが、より多くのロイヤリティを支払うことになっています。