“FCはもう伸びない” は間違い!!

林:FC業界は成長してるんですか?

竹村:漠然としていますが、これもよく聞かれる質問です。
よく聞かれるのは、”もう成長しないんじゃないですか?” ということです。
僕がこの業界で仕事をやり始めた30年近く前から、そういうことを言う人がいます。
“FCは常にネガティブな見方をされているから、もう終わりでしょ!”と言われます。
FCというビジネスモデルはもう終わりだと常に言われています。

FCは1983年からずっと右肩上がり!!

竹村:僕は、”FCはもう伸びない” と感じた瞬間すらないです。これはデータも証明しています。
現在のFC市場は、末端売上で25兆円あります。
1番初めのFCは、1963年に”ダスキン”と”不二家”から始まりました。

林:そこから25兆の市場になったのですね。

竹村:その時は統計がありませんでした。
そこから、社団法人の日本フランチャイズチェーン協会というのが、1983年からFC本部の数と売上の統計をずっと取っています。
今回はグラフを持ってきました(グラフは動画を参照)。
棒グラフが、”末端売上”です。
折れ線グラフは、”本部の数”と”チェーン数”と”店舗数”です。
全部伸びています。

林:直営とFCがある場合は、FCの売上しかカウントされていないのですか?

竹村:そうです。カウントされてません。
日本フランチャイズチェーン協会、なのでそのようにカウントしています。
もちろんそれにはコンビニがたくさんあるのもあるけど、コンビニを抜いても下がっていくことはないです。

FC業界は、日本のGDPの3〜4倍も伸びている!!

竹村:僕は30年近く仕事してきましたが、過去に遡ってもFCの伸びが止まったことはないです。
1983年〜2015年までの間に、FC業界の売上は約7%伸びています。一方、日本のGDPは2%しか伸びていません。
つまりFC業界は、日本のGDPの3〜4倍も伸びていると言えます。
日本経済が下がっていても、FC業界が伸びています。
これは僕の実感ではなく、数字が証明しています。

林:もっと聞きたいので、次回さらに詳しく解説お願いします。