フランチャイズ加盟の成功率はどのくらい?

:竹村さん。「フランチャイズ加盟の成功率はどのくらい?」という質問です。

竹村:これは会社の生存率に近いものがあります。

税務署の調査という仰々しい肩書きのある統計では、5年で85%の会社がなくなります。さらに10年で5~6%、30年では1万に1~2社です。一応、表向きは信憑性がありそうなデータですが、何かおかしいとは思いませんか?

:社長友達100人を思い浮かべても、そんなに悲惨な目に遭った方はいません。

5年で15%はフランチャイズには当てはまらない!

竹村:このデータは恐らく、起業家が試行錯誤の末に放ってしまった、アクティブじゃない会社を潰れたこととして勘定したデータです。5年で15%というのが仮に本当だとしたら、フランチャイズならばその倍ぐらいはあると思います。5年間契約で100のうち85がなくなるというフランチャイズは、まったくないとはいえませんが、かなりのブラックです。この質問には、フランチャイズに加盟したほうが成功確率が上がるのだろうか、という意図があると思います。

:僕のイメージだと、個人の1人株式会社で起業したなら、まずそれが潰れないと思います。潰れないからこそ、フランチャイズでは1000~2000万円の投資もできます。ランニングコストもかかるので、成功率が上がるのかというと、はっきりとは断言できませんね。

竹村:学習塾を経営するとして、自分で立ち上げるパターン、フランチャイズに加盟するパターンで変わると思いますか?

:どちらにしても潰れないと思います。

フランチャイズは成功したときに短期間で成長できる!

竹村:そうですね。なので、この質問自体にあまり重要性がないようであれば、一言、フランチャイズのほうが高いという回答になります。本当に詳しく知りたいという場合には、かなり丁寧に説明します。成功確率というよりかは、フランチャイズに加盟したほうが、成功したときに短期間で成長できるというメリットがあるということをお教えします。

:次回もこの成功率について、詳しく教えてください。