ストレッチアップの特徴と成功した秘訣は?

:今回もIdealinkの島袋社長にお越しいただいています。

島袋:よろしくお願いします。

:ストレッチアップにはどのような特徴がありますか。

島袋:ノウハウのない状態でストレッチの専門店を始めて1店舗目を立ち上げましたが、元々はストレッチアップという名前も自分で考えたものではないのです。大阪にいた後輩と東京でランチをした時に、「大阪でストレッチの専門店が流行りだしていて、すごいですよ」という話が出て「それなら、今度大阪に行くから少し見させてほしい」ということで一度視察に行きました。実際に施術も受けたのですが、マッサージと違って体の深いところにある深層筋をゴリゴリと押したり伸ばしたりすることによって、60分ほどの施術後に嘘みたいに姿勢が良くなって驚きました。

女性ならバストラインやヒップラインが変わって喜ばれますし、オフィスワークが多いために腰痛に悩まれている方がその解消に通われている例も多くあります。実際に体験して非常にいい事業だと感じて、自分でもやってみようと考えたことがきっかけです。その大阪の店舗がストレッチアップという名前で、加盟させてほしいと言って、東京圏で店舗を開くために名前も使わせてもらい、厳密には2号店になる最初の店を開きました。当初は30分や40分でいくらという料金設定でやっていましたが、空中階の7階だったこともあってなかなか集客できず、全然うまくいきませんでした。癒やし系の店舗を目指してリラクゼーション系の音楽を流していたら、スタッフに「病みそうです」と言われて、正直事業をやめようとまで考えました。やめる前に一回だけのつもりで試したのが定額制です。何回も来ていただくために、ストレッチ専門店で初めて来放題という形でやってみたところ、お客様から「通いやすいからそっちの方がいいわ」と言っていただき、どんどん会員さんが増えていったというのが実は始まりです。

定額制で成功したストレッチアップ!

:流行っている噂を聞いてまずはミーハー心で始めてみたら全然儲からず、そこから少しずつ改善していったということですね。最初はストレッチというものに半信半疑だったのが、実際に話を聞くと、現代の日本に必要とされている事業だなということに後から気づいたという感じですか。

島袋:はい。

:「これは絶対に社会に必要なものだから俺が広げるんだ!」と思ったわけではなく、偶然の流れで軽い気持ちで始めてみた、というところが正直でいいですね。特徴はよくわかりましたので、次に収益モデルを教えてください。

島袋:わかりました。