オーナーが長時間労働をする!?コンビニはブラック!?
林:コンビニはブラックなんですか?
竹村:ブラックの定義もいろいろありますが、オーナーが長時間労働してるということが世の中で言われてるので、それを指してると思います。
林:休みはなくなるし、家族を総動員しないといけないという話をちらほら聞きます。
竹村:ネットを見ればそんな話はいくらでも出てきます。
そういった風評も変な話で、オーナーは長時間労働しても当たり前です。
林:独立して、社長さんになるわけですし。
竹村:昔の八百屋や魚屋も、家族総動員でやっていました。家族と言っても、父 + 母 + etcの昔の3ちゃん農業みたいなものです。それくらいは家族総動員でやるものです。
だから、ちょっとオーバーな言われ方をしてると思います。
名ばかりオーナーの問題点とは!?
竹村:よく名ばかりオーナーとか、名ばかり経営者と言われます。
加盟募集のパンフレットには、”あなたも経営者になれる”、”一国一城の主になるんだ” と書いてありますが、やってみるとそういう感じが全然します。
でも、これはしょうがないことです。
林:つまりオーナーなのに言われた通りにやることしかない。経営している感じがないということですね。
竹村:それはそうなります。
自分で考えてやっても、良くはならないと思います。
クリスマスの飾り付けは自分でしたいと思うのでしょうか?
林:商品を自分で選べないし、”これが売れ筋だから置いといて” と言われるし、値段も決められないし、キャンペーンを自由に打つこともできないです。
本部に言われた通りにやるだけなのに、オーナーと言えるのでしょうか?
竹村:そう言われるから、名ばかりオーナーの問題点はよくわかります。それはオーナーではないです。
コンビニは自分で小さい工夫をされると成り立たない!!
竹村:自分で考えるより本部に言われた通りにした方が確実にいいです。
ちょっとずつ工夫をされていってしまったらうまくいかなくなります。
たとえばセブンイレブンに行ったらトイレがあると思ってたのになかったり、何か買わないとトイレが使えないという店舗があったら困ってしまいます。
林:全国のセブンイレブンが違っていたら嫌です。
竹村:そういう意味で、自分で小さい工夫をされると成り立たない業態です。
林:自分の感覚で商品を選ぶよりも、コンピュータで管理されているデータベースで選ぶ方がいいです。
竹村:だからコンビニは増えていっています。
確かに、名ばかりオーナーだと思います。
コンビニに加盟する理由は!?
林:それは、募集の仕方が悪いと思います。
“あなたも経営者になれる! “と言われても、言われた通りに配列するだけなのですよね?
竹村:でも”名ばかりオーナーだから楽です” とは書けないです。
色々言われてるのにコンビニ全般に加盟するのか不思議ですよね?
林:そんなにブラックだったら、広まらないはずです。
竹村:でもそこに一つの理由があるので、次回話します。
林:結局、コンビニはブラックですか?
竹村:ブラックな面はあるけど、事前にグレーな情報はわかります。
それを知ったうえで加盟するので、入ってみたらブラックだったというわけではありません。
林:いいところもあるので、それについて次回お話します。