今伸びているリユースビジネス!!
林:買取ビジネスについて教えてください。
竹村:買取FCということですね?買取ビジネスについては3~4年前には相談が多かったのですが最近はあまり相談が来なくなりました。
いま買い取りビジネスはリユースビジネスと呼ばれていて、新しい言葉になってこの市場がすごい伸びていると言われています。
林:FCのブランド名で言うと例えばどのようなところがありますか?
竹村:1番古いのは大黒屋があります。あれもFCです。
もともと買取ビジネスは質屋です。業態としてはものすごく古いです。
質屋が進化して大黒屋みたいになって、そのあとFCで有名になったのは
買取ブームを起こしたおたからやです。
おたからやが業態を変えて新しい道筋をつけたのは、金・プラチナといった貴金属の買い取りでした。
林:大黒屋には貴金属の買い取りはなかったのですか?
竹村:大黒屋には最初はなくてブランド物の買い取りをしていました。
貴金属の買い取りもしていましたが、例えばネックレスならネックレスとして買い取りをしていました。
金・プラチナの買い取りというのはブランドは関係なくて、どんなデザインだろうと貴金属として買い取るというものでした。
竹村:金をじゃらじゃらするくらいあるだけでブランド関係なくお金になりました。
そういうところに目をつけたおたからやがすごく伸びました。
しかし、あまりにもうまく行き過ぎたので悪徳業者が出てくることになりました。
押し買いというのが当時あったのを知らないですか?
林:わからないです。
竹村:いろんな家に行ってピンポンを押して金やプラチナがないかを聞いたり、昔のどんなものでも貴金属だったらお金になります、といって押し買いをすることがありました。
貴金属は本当にグラム単位でお金になります。
金・プラチナ買い取りブームは次第に下火に
竹村:そういうことをやってたら社会問題になって、法律が改正されてダメになりました。
ちょっと話はそれましたがおたからやは金・プラチナのブームを作って、そのあと大吉などのおたからやを真似たFCが出てきました。
ケイ・ネットなど7~8個この分野では有名な本部がありました。
時代の流れに乗って増えていきましたが、金・プラチナの買い取りというのは家に埋蔵しているものを持っていってお金にするので、ずっとたくさんあるわけではありません。
竹村:ある店舗ができて、その周辺で儲かるとあるところから業績が下がっていきます。
林:買い取りし尽くしちゃうわけですね。
竹村:貴金属やブランド物はたくさんあるわけではないです。最初はみんなお金にならないと思って持っていったら、3万円になったと噂が広がって割と一気にお客さんがくるのだと思います。チラシが入ったらいかなきゃ!となります。
ところがブームがあって、どんどん地域ごとにブームになっていくという感じです。
おたからやのオーナー会に出たことがありますが、最盛期だったと思うのですがすごかったです。
竹村:オーナーがめちゃくちゃ儲かっていました。
めちゃくちゃ儲かっているオーナーたちがホテルに集まっていたのですが、それは長くは続かなくて今は当時ほど儲かりはしません
今は少し下火になっていますが、市場としてはリユース市場は伸びています。
林:一時期めちゃくちゃ儲かっていて、買い取りし尽くした感はあるけど、総合的に考えてどうなのか次回教えてください。
竹村:次回は買い取りビジネスのFCに加盟する意味はあるのか、について解説します。