モスバーガーは40年前からあった!!
林:竹村さん。「モスバーガー」のフランチャイズについて、詳しく教えて下さい。
竹村:まず「モスバーガー」というのがいつ頃からあるのか、ご存知ですか?
林:わかりません。何年前からあるのですか?
竹村:実はかなり古いフランチャイズです。僕も正確に何年というのはわからないのですが、1970年代前半だと思います。
竹村:つまり、40年前からあります。なので「マクドナルド」「ロッテリア」を模倣したフランチャイズではないのです。
林:「マクドナルド」がフランチャイズ化するのは、もっと後年のことなのですか?
今と昔ではモデルが違う!?
竹村:フランチャイズ化は完全に「マクドナルド」のほうがあとです。今の桜田さんの叔父にあたる、証券会社に勤められていた櫻田さんという方が脱サラで創業したフランチャイズです。ここでなにがいいたいかというと、今は違いますが、その当時は脱サラ向きのモデルだったということです。
現在の「モスバーガー」の初期投資額は物件取得費を除いて3200万円。そうすると、東京の好立地でやるとしたら4000~5000万円ぐらいになり、当然、脱サラモデルとは呼べません。僕が「ベンチャーリンク」にいたときには、脱サラして「モスバーガー」で起業して、3000~4000万円ぐらいお金を貯めて、当時それぐらいかかった「牛角」に取り組んで、「牛角」を何店舗にも増やして、というのが王道でした。今では結構なメガフランチャイジーになっている方も多いです。
林:フランチャイズへの挑戦の初めの一歩だったという方が多かったのでしょうか?
竹村:同時に櫻田さんは本も書いていて、そちらも結構売れました。これも正確には覚えていないのですが「脱サラで夢を見ろ」みたいなタイトルで、それを読んで会社を辞めて「モスバーガー」に取り組んで、フランチャイズで成功して、フランチャイズドリームを築いた方も多いのです。なので、そういう意味で「モスバーガー」はフランチャイズ史に残る、重要なフランチャイズなのです。
林:次回も「モスバーガー」のフランチャイズについて、教えて下さい。