平日午後のコインランドリーは無人!?

:三原社長のコインランドリーは、軌道に乗ったとして五年で1800万円を回収できるというお話でしたが、

:まだ100円玉が積もり積もって1800万円になるイメージが湧いてきません。

:そもそも、コインランドリーは流行っているのでしょうか?
三原:例えば、私が他の方と一緒に平日の午後のコインランドリー巡りをしたとして、三~五軒を巡ってもお客さんには一人も会いません。

三原:ですがそれは、平日の午後の場合です。その時間帯にお洗濯ができる方は自宅でやります。僕はお仕事を持っている主婦の方をメイン層としてコインランドリーをつくっています。出勤する前、退勤後の夜、土日にお洗濯をされる方などをターゲットとしています。

:では、コインランドリーにとってのゴールデンタイムはいつなのでしょうか?

三原:平日の早朝と土日です。なので、土日に行ったら主婦、ファミリーで混雑していると思います。

:自宅の斜めドラムの洗濯機は使わないのでしょうか?

三原:主婦の方から見ると、自宅の洗濯機を毎日回すということは、一日一時間の労働に相当します。とすると、フルタイムで働いている人が帰宅してからお洗濯するのは意外と大変なのです。

それに、ドラム式の洗濯機は乾燥機能が脆弱なので乾きません。なので、干さなければいけないのですが、洗濯は平日の午前に干して、夕方に取り込むのが基本なので、仕事を持っていたらできません。だとしたら、土日にまとめて一週間分をやってしまったほうが効率がよいのです。私どもの洗濯機は27kmまで入りますので、一週間分の洗濯物を19分で洗濯して、30分で乾して畳むことができます。

:ということは、一週間に一度だけコインランドリーに行けば一世帯分の洗濯が賄えるということでしょうか?

三原:そのようなライフスタイルの方もいます。

毎日一時間ずつ洗濯に時間を費やすよりも、一時間で一週間分を丸ごと洗えます。
今は女性も自分の時間を大事にする時代です。例えば、旦那さんの給料が少なくてパートをしている方もいます。逆に旦那さんが高収入であっても、管理職や責任の重い仕事を受け持つ方も多くいます。年収に差はあれど、お時間がないのは同じです。そのようなフルタイムで働く方々はお時間を大切にするためにコインランドリー有効活用しています。

:洗濯機を持ってない人がコインランドリーへ行くのではなく、効率化を図っている。
では、完全に主婦がメインなのでしょうか?

三原:そうです。Domaniとか、クロワッサンを準備しています。

:今までのコインランドリーとイメージが全然違いますね。それでもまだ僕は100円玉で1800万円が集まるイメージが湧いてきません。もう少し詳しく教えてください。