100円が1800万円になる秘密
林:三原社長。コインランドリーは週末にまとめて洗濯ができて便利だということはわかりましたが、まとまった収入になるとは思えません。僕にコインランドリーの魅力を教えてください。
三原:想定としては一日の利用人数は20~30人です。それで一人あたり800~1000円を使用していただく。仮に1000円とすると、一日20人で2万円。2万円が30日で60万円です。
勿論、60万円がそのまま懐に入るわけではありません。お家賃、電気代、ガス代、水道代、お掃除をしてくれるパートさんの人件費を支払うと、60万円のうちの30万円が手元に残ります。30万円が12ヶ月で360万円。360万円が五年経つと、約1800万円です。
林:想定では一日20人。ということは、24時間の中に空白の時間があるということ。人を見かけないのも計算の範囲内なのですね。
三原:なので、朝の七~九時ぐらいに複数のお客さんがいらっしゃったら、あとは閑散としています。土日は40~50人が利用しますので賑わっています。全体的には月600人が利用していますが、決して多い数字ではありません。
林:僕は土日のコインランドリーを利用したことはないのですが、確かにその計算でいくと、辻褄が合います。
三原:ましてや、皆さんはあまりこの商売が繁盛するとは思っていません。
三原:おかげさまで、ひっそりと店舗を増やしていけます。
林:この前「がっちりマンデー」の「なんで儲かっているかわからないビジネス」で取り上げられていましたが、
林:正に盲点をついたビジネスといえます。ですが、皆さんがコインランドリーのフランチャイズ「マンマチャオブランド」に注目する理由はなんなのでしょう?コインランドリーは機械を購入すれば開業できるはずです。
三原:他のブランドと異なる点としては、24時間のコールセンターを配備しているということです。トラブルがあったときに対応するための電話番号を書くパネルがあるのですが、そのパネルに書く電話番号というのは、コインランドリーを経営するオーナーさんの携帯番号なのです。そうすると、トラブルは素より「ダスキン」や、ジュースの自販機だったら「コーラ」「ダイドー」「サントリー」さんから大量の営業の電話がかかってきてしまいます。私どもはそれらを含めて、コールセンターが代行します。
もし100円を入れたのに稼動しないなどのトラブルがあった際は、私どもの全ての乾燥機と両替機はインターネットに繋がっていますので、コールセンターのスタッフさんがインターネットで操作をして、タダで乾燥機を回してあげます。100円の返金を求められたら、両替機から100円玉1個だけを返金することも可能です。
林:グループとしてのメリットを感じます。
三原:数軒だけだとコールセンターと契約はできません。ですが、うちは200店舗もあります。スケールメリットも感じます。
コインランドリーのフランチャイズについて誤解していました。利益はきちんと得られる。次回は「マンマチャオ」について、もっと詳しく教えてください。