7つの習慣のエッセンス:重要事項を優先する
林:前回に引き続き7つの習慣Jについて教えてください。7つの習慣Jの前に、7つの習慣について教えてください。前回のお話では2つの石の例えがあるとのことでしたね?
竹村:大きなロックアイスのような石と小さな砂みたいな石があって、これをコップに詰めることを考えます。その時に、先に小さい石を入れてから大きな石を入れていくとはみ出してしまいます。
先に大きい石を入れて、隙間に小さい石を流し込むと全部入ります。
要するに我々は意外と重要なことを後回しにして簡単なことだけやってしまって、それで優先順位が変わってしまっていることが多いという話です。
昔はファシリテーターをしていてもう少しうまく話せたのですが。
子供向けの7つの習慣J
林:竹村さんはITTO個別指導学院の1校舎目にいたのですよね?
竹村:そうです。7つの習慣は成功哲学のバイブルなのですが、それを子供向けにアレンジしたものが7つの習慣Jです。JはジュニアのJです。
非常にテキストもよくできていて、言葉や表現も子供向けに全部変えています。
小学校4年生くらいからできるような講座になっています。
書き込んでいくようなテキストですが、変わらないといけないのは誰だ?
というのを尋ねて、それは自分だと書かせるようになっています。
まずは自分が変わらないといけないということで、主体性を持たせることを目指しています。
竹村:目的をもって始めるというところでは、明日から旅行に行くことになったとしたら何をもっていけばいいですか?と質問します。
そうするとスマホやゲームなどというのですが、実は行き先が南極でした、となると意味がないかもしれないです。
それは目的=ゴールがわかっていなかったら準備しても意味がないと気づきます。
竹村:何事も目的がわからないと準備のしようがないです。
梯子を上って行ったら違うところにいくこともあるでしょう。
全部子供でも分かるようにやり直した!これが7つの習慣Jです。
7つの習慣Jを取り入れたITTO個別指導学院
林:そういうのを子供に伝えて、それによって子供は変わるのでしょうか。
竹村:この講座で子供は変わるということで作られたカリキュラムです。
ITTO個別指導学院という塾にこの講座を入れることによって全く違う個別指導塾ができると思っていました。
林:どこの個別同塾も何のノウハウもないと思います。1対3で教えているだけというものよりも、人生において大事なことを教えてもらえるというのは差別化は図られていますね。
竹村:差別化を図るためには、他のところがやっていないことをやればいいというレベルではなくて、勉強よりもまず重要なことを教えるのがいいのか、と考えられていました。
林:主体性を身に着けたり、まず目的をはっきりさせるとなれば勉強もはかどりますね。
竹村:理論上そう言えます。よく個別指導塾でも、うちは勉強の知識を教えるのではなくて勉強の仕方を教えています、と言うことが流行った時期がありました。
次回、7つの習慣Jはどうだったのかについて教えてください。