7つの習慣Jって何!?
7つの習慣Jとは、ITTO個別指導学院が7つの習慣を子ども向けにアレンジしたもの。
※7つの習慣Jの詳しい解説については、FCチャンネル vol.147 / vol.148 をご覧ください。
7つの習慣Jは流行ったのか
林:7つの習慣J、実際に流行ったんですか?
竹村:流行らなかったです。7つの習慣Jを主に提供をしているITTO個別指導学院は全国に1000校舎のフランチャイズとなっています。
ITTO個別指導学院といえば7つの習慣Jのようなイメージがあるんですが、7つの習慣Jそのものがフランチャイズの拡大や成功を導くものではなかったです。
ベンチャー・リンクの7つの習慣の展開戦略
林:ITTO個別指導学院 = 7つの習慣J のイメージがありますが、違うのですか?
竹村:7つの習慣Jを作ったのはベンチャー・リンクの子会社、「株式会社FCEエデュケーション」です。
保護者のニーズとしては子どもの今の勉強の成績を上げてほしいというものが強いため、ベンチャー・リンクが学習塾のFCとして7つの習慣Jだけでは広げることはできないという状況にありました。
7つの習慣Jを提供するために、カリキュラムを載せるものがほしかった時に手を組んだのがITTO個別指導学院だったという経緯で展開されています。
7つの習慣Jによる個別指導塾の差別化
林:7つの習慣Jをやっていない校舎もあるんですか?
竹村:今はたくさんあります。個別指導塾には、
明光義塾
スクールIE
ITTO個別指導学院
などがありますが、どれも似たような特徴の指導塾でした。そこに7つの習慣Jを組み合わせることで、他の塾とは異なり今の勉強を教えるだけではなくて、将来成功する子として育てられる教材、7つの習慣Jを教えられる個別指導塾です!という差別化ができるようになったのです。
ITTO個別指導学院1校舎目での勤務経験
林:竹村さんはITTO個別指導学院の1校舎目に勤めていたのですか?
竹村:FCをこれから流行らせるために1校舎目を流行らせないといけないというミッションを担っていて、すららの社長の湯野川さんが教務担当、生徒募集の担当は僕がやっていました。それがITTO個別指導学院の1校舎目、大島でした。渋いところで成功しないといけないという思いがありました。
説明会などで7つの習慣Jの授業を行っていましたので、僕は7つの習慣Jを教えることもできます。
7つの習慣Jは優れたカリキュラム!しかし保護者の本当のニーズは?!
林:7つの習慣Jで子どもは変わるんでしょうか?
竹村:変わる子もたくさんいて、カリキュラムとしては非常に優れているといえます。
ただ、FCとしてITTO個別指導学院というのは7つの習慣Jがあるから流行っているとしたかったのだが、この目的は達成されませんでした。
塾というのは、子どもの成績を上げるというところだということをどうしても保護者は求め、習慣づけなどにお金を払うというモチベーションはあまり高いとはいえません。
保護者が求める塾へのニーズや、7つの習慣Jへの保護者の反応については、次の記事、vol.150 で詳しく解説します。