沖縄でフランチャイズはどう?
林:竹村さん。「沖縄でフランチャイズは成り立ちますか?」という質問です。
竹村:現に成り立っています。例えばコンビニであれば、本州でも有名な「ファミリーマート」が大半を占めています。一般的なフランチャイズも多く出店しています。
竹村:「ベンチャーリンク」でお馴染みの「ガリバー」、「牛角」の店舗もありました。ですが、やはり不安は拭えないようです。
林:その原因は何でしょうか?
竹村:人口の少なさです。
林:実際はどうなのでしょうか?
実際は人口数も所得も問題なし!
竹村:少ないとはいっても那覇市で30万人ぐらいいます。沖縄全体でも210万人ぐらいで、県として極端に少ないわけではありませんが、何かと不安視されるようです。そしてもう一つの原因は所得の低さです。フランチャイズの場合は全国統一価格なので、東京や大阪の相場を沖縄に持ち込むことになります。ただ、沖縄の所得はよく話題になりますが、実際はそこまで低くはありません。県民所得でいうと210万円ぐらいで、鹿児島、宮崎、あるいは東北と比べてもほとんど差はありません。なので、沖縄だけが特別というのは間違いです。沖縄の方は年収100万円台の人が多いから厳しいとよく言いますが、コンビニの商品価格は本州と変わりません。
それに、これは有名な話ですが、1人あたりのミネラルフォーターの消費量が一番多いのは沖縄です。お金がなければまず買わないでしょう。三原さんの「マンマチャオ」も出店しています。僕は沖縄がフランチャイズに向かないとは思っていません。「武田塾」でも前々から検討している地域です。にも関わらず、沖縄校が開校しないのはこれらの理由があるからでしょう。次回、もう少し詳しくご説明します。