フランチャイズは保守的な地域だからこそ成功する!
林:竹村さん。前回に続いて、「フランチャイズに加盟したいのですが、この地域は保守的なので難しいでしょうか?」について、よろしくお願いします。
竹村:前回でも触れましたが、保守的と呼ばれない地域はあまりありません。
なので、僕も営業をしていた時代には、具体的なデータなどを提示する際、保守的な地域にも関わらず業績がいいとアピールしていました。ネガティブなイメージを持つ方々は、失敗した例ばかりを記憶しているため、同じ県だったとしても地域差があるなどと言って特別視しています。
ただ、基本的にフランチャイズは保守的な地方だからこそ成功するものです。以前にも「タリーズコーヒー」の例で説明しましたが、値段が同じコーヒーを家賃と人件費の安い地域で販売するので、受け入れない地域も部分的にはあるかもしれません。しかし、全国的に見ると、ある人口の一定数は愛飲します。実際、一番業績がよかったのは長野と宮崎のような、保守的と見なされている地域でした。新しいフランチャイズこそ、保守的な地域に挑戦したほうがいいと思います。
青森に予備校、塾はない?
林:「武田塾」の加盟検討者の中にも、ある地域を保守的だと特別視している方がいました。
竹村:その方は青森の弘前を特別視していて、ご出身が青森ということで地元を提案したら、青森に大学進学の予備校に通う生徒はいない、塾もないとおっしゃっていました。
林:ですが、確認に行くと塾だらけでした。その方は都内を希望していたのですが、途端に青森に変更しました。
ネガティブなイメージは固定観念!
竹村:頭の中に青森は全然駄目という固定観念があったわけです。しかし、実情は違いました。大学に進学しない県などはありません。当然どこの県にだって予備校や塾はあります。皆さんが保守的と思われている地域には、逆に成功する要素が眠っています。チャンスだと思って取り組んでいったほうがいいと思います。