保守的な地域なんてない!
林:竹村さん。今回は「フランチャイズに加盟したいのですが、この地域は保守的なので難しいでしょうか?」という質問です。
竹村:地方の方に多い質問ですが、基本的に保守的ではない地域など聞いたことがありません。世評ではどの地域も特別だといわれています。
林:新規事業が流行りやすい地域というのも聞いたことがありません。
竹村:「この地域は特別なんだ。」これはフランチャイズに携わっていれば必ず聞く台詞です。その話題から地域の駄目自慢が始まっていく社長もいらっしゃいます。
静岡と茨城は新しい物好きで、九州は挑戦好き?
林:保守的と呼ばれない地域は東京と大阪ぐらいでしょうか?
竹村:僕の中では静岡と茨城は新しいもの好きです。東京で流行っていると聞けば、すぐに飛びつきます。
林:では、静岡と茨城で加盟検討している方は、保守的とは認識していないのでしょうか?
竹村:少なくとも静岡の方々の口に上っていた記憶はありません。あとは意外ですが九州の方々も保守的とは思っていません。所得では東北、九州は同じぐらいといわれていますが、フランチャイズでは九州は規模が小さい段階、理念だけの段階のフランチャイズでも加盟する方がいます。
林:確かに「武田塾」も、福岡校より先に熊本校が開校しました。
竹村:九州にはそのような挑戦的な気質があります。
林:では、これら以外の県になるとどうでしょうか?
名古屋、京都はガードが固い!
竹村:よく聞く話です。間違いではないのですが、フランチャイズにおいての考え方としては間違いです。保守的な地域だからこそ当たると大きいからです。大都市でも名古屋、京都は割と外のものを受け入れません。「武田塾」も例外ではなく、名古屋校と京都校も始めのうちは泣かず飛ばずでした。
林:名古屋校の1年目は生徒が20人程度で、少し心配しました。
竹村:ところが2年目で大ブレークをして、現在ではトップクラスです。これらの地域は、最初のガードを外せば一気に認知されるという傾向があります。
林:では、次回も引き続きお願いします。