ロイヤリティ15パーセントは低すぎる!?
竹村:鬼頭社長、こんにちは。先ほどまで林さんとのやり取りを見ていましたが、林さんの3倍ほどのテンションでお話しされていましたね。初めて五反田でお会いした時と比べると別人のようでした。私も何回かお会いさせていただいた中で、突き抜けた、少し変わった方だなあということがよくわかってきました。
鬼頭:本当ですか。ありがとうございます。
竹村:勿論これは褒め言葉ですよ。僕は常々フランチャイズの社長というものは変人でなければ駄目だと思っています。新しいことをやって業界をブチ壊していくわけですから、単純なる優等生では駄目なのですよね。あの開成、東大などの経歴のせいで、最初は優等生だという先入観で見てしまっていました。喫茶店ではそのような雰囲気で話をされていたようですが、お付き合いをしていく中で、この人は実は林さんを超える変人だという風に思うようになりました。
鬼頭:ありがとうございます。最高の褒め言葉です。
竹村:それは恐らくこれまでの回をずっと見ていただいた皆さんにも伝わったと思います。鬼頭社長のビジネスには大変可能性を感じていますが、一つ僕なりに強調しておきたいのが、ロイヤリティが15パーセントというところです。これは武田塾と同じなのですが、かなり低い数字だと思います。僕は、本当は30パーセントぐらいでいいのではないかと考えています。
鬼頭:そうですね。私も正直にいえばそれぐらいの率でも良いのではないかと思っています。先ほども申し上げたように、我々はテストやゼミなども全てオリジナルのコンテンツで進めており、テキストなども独自に作っていますので、その辺りを踏まえると3割程受け取っても良いかもしれません。
竹村:東進衛星予備校でいえば映像にあたるコンテンツの仕入れ値のようなものも入っていますからね。東進ではそれを含めて、僕が関わっていた頃には45パーセント、今でも35パーセントぐらいで設定しています。それを考えると、15パーセントというのは「やり方を教えるよ」ということと同じようなロイヤリティ設定ですよね。
鬼頭:そうですね。確かに「本当に安くしてしまったな」という感覚も多少あります。これではフランチャイジーになられる方にとってお得過ぎるほどで、あまりにも希望者が殺到するようなら数字を変える可能性すらあるぐらいのパーセンテージといえます。ただ、やはり「この業界を一緒に変えていくんだ」という気概を持った方に、ビジネスとして存続する、永続性のあるビジネスをやっていただきたいと考えているので、あえてこの15パーセントという率にさせていただいています。
人口50万人の都市ならすぐにでも開校できる資格スクエア・リアル!
竹村:そこは今回のポイントの一つだと思っています。この資格スクエア・リアルというものは、僕の中では人口50万人ほどの都市であれば今すぐにでも開校できるのではないかと思っていますが、その辺はどうですか?
鬼頭:人口50万人以上の都市なら確実に、司法試験を受ける方や、司法書士や行政書士などの色々な周辺の資格の試験を受ける方が大勢いらっしゃると思います。大きな企業が多数ある場合も多く、やはりそういう試験を目指される方がかなりいるので、十分にいけるところだろうなと思っています。
0次募集で一気に全国制覇を狙う!
竹村:この全く新しい予備校を成功させて、業界を揺るがす大爆発を起こして、大成功していただきたいですね。直営の塾を7月1日にオープンされて、今の手応えはどうですか?
鬼頭:まだ説明会を3回実施した段階ですが、来ているユーザーの方にはかなり響いているようです。やはり皆さん、勉強に挫折した経験がとても多いんですよ。資格試験は大学受験などとは違って、誰もが必ず受けなければならないというものではなく、正直な話仕事さえあれば最終的には受けなくてもいいわけです。そのような環境の中でモチベーションを保ち続けるというのは基本的には難しいことなので、やはり最初にお金を払ったにもかかわらず、なかなか続かなくて辞めてしまったという方が多数いらっしゃいます。そのような方々から「まさにこういうサービスが欲しかった」という声を頂いています。
竹村:非常に期待できると思います。この前の回でフランチャイズの条件という話がありましたが、まずは武田塾でも実施した0次募集という方法で広めていくつもりです。0次募集は具体的にいうと、300万円の加盟金を120万円に下げた上でまずテスト校を集めて、これを成功させて一次募集に行くというものです。まさに武田塾で成功したやり方を踏襲して、全国に一気に作っていきたいと思っています。是非頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
鬼頭:これをご覧の皆さん、お力を是非貸してください。よろしくお願いします!