無店舗フランチャイズで1000万円!その実態は・・・
林:無店舗フランチャイズは年収1000万円を超える方もいて、夢があると思うのですが、いかがですか?
竹村:まず、年収1000万円はサラリーマンでも難しいのです。無店舗フランチャイズにおいては偶然が重なった結果、あり得ない話ではないというだけ。それに問題点もあります。
全て個人で行うということです。
個人で行うということは、初期費用と人件費を抑えることができますが、反面、収益も同様になります。
個人単体の労働力がものをいうので、年収1000万円自体は魅力的なのですが、サラリーマン以上の重労働を余儀なくされます。
脱サラをして独立しよう、無店舗から出発しようという心意気は理解できますが、将来、高収入且つ自社を拡大したいと望むのであれば、オススメしません。
林:では、身を粉にしてサラリーマン以上の収入を得たい方ならオススメですが、収益や自社の拡大を重視する方には向かないということでしょうか?
竹村:前回「トータルサービス」の例で、年収1000万円超の方はあらゆる時間を作業にあてていたと紹介しましたが、高収入を求めるのでなければ時間に余裕も生まれてくるでしょう。ですが、不意の病気、事故で仕事ができなくなったらどうしようもありません。個人で行うというメリットがデメリットにもなるのです。
林:「コメダ珈琲」の1億円という初期投資にも、ノンテリトリーという競合させることによって市場を生み出す方法にも驚きましたが、どちらにしても結果的にはメリットがありました。無店舗は初期投資が少額というメリットがデメリットにもなる。
竹村:一番の問題点は営業力です。サラリーマンで、営業が得意ではないから独立をしようと考えている方も多いと思いますが、そのような方に無店舗販売はオススメしません。大方の無店舗販売の本部というのは技術力はあっても、営業マンを雇えません。結局は営業をする必要があるからです。
無店舗フランチャイズの加盟は、仕事の適正で判断しよう!
林:無店舗フランチャイズのイメージが湧いてきました。無店舗フランチャイズの
オススメはありますか?
竹村:一つだけを限定的に紹介するわけにはいきません。
まず、技術職になるので、
適正を判断しなければいけません。
林:無店舗フランチャイズへの加盟を検討されている方は、まず竹村さんにご相談していただきたいと思います。