フランチャイズ・ショーとは?
林:フランチャイズ・ショーについて教えてください。
竹村:今年のフランチャイズ・ショーは2月1日〜3日に行われました。例年は3月なのですが今年は2月でした。
僕も、3日目に行きましたが、3日目に行ったということからも分かる通り、そんなに見ておかないといけないという感じでもなくてここ数年いく足が遠のいています。
フランチャイズ・ショーから見る2017年のFCビジネスの傾向
林:いろんなFCが加盟しませんかと展示ブースを構えてますよね?
竹村:今回のイベントは日経と社団法人フランチャイズチェーン協会が主催していて、FCのイベントとしては最大のものになります。
今年は200以上の出展がありまして、池袋や浜松町でやっている50社ほどの展示会とは全然規模が違います。
定点観測をすれば、傾向は勉強になるところがあります。
林:2017年はどういう傾向がありましたか?
竹村:今年は飲食が目立っていました。ここ最近ずっと飲食はなかったんですが、一部いつも出しているところが目立っていました。今回は見たことない飲食が以外と大きいブースを出していたりしていました。
投資環境が良くなってきた影響で、2000〜3000万円かかるものをやれる人が増えて来たのかと思います。
それと同じようにちょうど4〜5年前はとにかく加盟金ゼロとか、開業資金が50万円とか、そういったところを強調したようなブースが多かったのですが、今回はそれがなくなっていました。
それは、日本政策金融公庫でお金を借りられるようになったという影響が大きいと思います。
投資額の高いFCが2017年のトレンド
林:みんなお金を用意しやすくなったのですね?
竹村:依然として1000万円以内でできる個人相手のビジネスが多いのですが、50万円でできます、100万円でできますと言って、人を惹きつけるというものは減ったと思います。
昔のフランチャイズビジネスというのは、企業の新規事業を相手にしていました。だから、TSUTAYAとかが大きいブースを出していたんですが、そこから企業が新規事業で取り組むFCが下火になってしまって個人相手の小さいFCばかりになったんです。その傾向は依然として変わらないのですが、少し投資額が高いFCが目立って来たことが今年の印象です。
あと、伝えたいことがあるのですが、それは次回にしたいと思います。