本部がダメだと、自分でやるから力がつく!

林:前回に引き続きダメFCについて教えてください、という相談です。

竹村:前回は、ダメFCに加盟してもすぐに諦めず、その中でも上手くいっているオーナーから学ぶこと、という話をしました。
もうちょっと話を進めて言うと、ダメFCに加盟してその後会ってる人はたくさんいます。そこから2通りあって、そのFCで良くなった人もいますし、そのFCとおさらばしてから良くなったという人もいます。後者の場合はダメFCの経験を活かしています。

林:ダメなのに、得るものがあるのですか?

竹村:ダメでも得るものはたくさんあります。本部がダメな分、自分でやらないといけないので、力がつきます。我々の知っているオーナーでも1人います。
あの方は最初は、某大手FCの本部社員でそこのFC本部は優良本部でした。

林:この番組でも取り上げている、あの有名な本部ですね。

竹村:そこにずっと勤務していたから、FCのいいところを知っていて、とある小さな本部に加盟しました。

林:業態としては?飲食系ですか?

竹村:軽飲食系で、たこ焼きではなくて、●●焼き、みたいなものです。
そこに加盟したら、本部が酷かったとのことでした。FCの本部の体をなしていないと言っていました。
その中でTさんは、自分でやるしかないと思って、そのダメ本部のなかでも繁盛店をつくりました。
そのFCのなかでトップの店をつくると、他に加盟した人たちが、繁盛した理由を聞きに来ていました。

林:前回の放送の、70のチームが30を目指す感じですね。

ダメ本部での成功経験は、その後に活かされる!

竹村:最初にTさんに会ったのは2年前くらいだけど、この人は凄いと思いました。自立しています。
就労移行支援のグループに入っても、全部自分でバシバシやっていけています。

林:バイタリティが凄いですよね!

竹村:これは、ダメ本部で成功加盟店をつくったという経験が活きているからです。
こういうことは、人生訓としてはよくあることです。そういうことを強調するつもりもないけど、すぐにやめるのではなく、経験を活かすやり方もあります。

林:その話を聞いたら、武田塾でもとあるオーナーに心当たりがあるので、次回その話をします。