入ろうと思えば入れる??実は協会加盟基準を満たしている武田塾
林:日本フランチャイズチェーン協会に入っていないところは信用できないのですか?
竹村:武田塾も入っていないですね。
林:そうです。だから、武田樹はあやしいのか?という質問ですね。
竹村:案内などは来ないですか?
林:たぶん来てないと思います。
竹村:基準は満たしていると思います。
1.2年以上FC本部をやっていること
2.10校(店)以上の加盟があること
という基準があります。
全体の20%が1年でやめたら資格停止になります。
全体の20%というと、武田塾で言うと20校が今年やめるということです。
林:やめるとはどういう意味ですか?
竹村:契約満了ではなく、撤退することです。
林:なかなかそんなFC本部はないのではないですか?
竹村:あることはあると思いますが、このような基準だから、基準自体は厳しいものではありません。
林:武田塾は今100校舎くらいありますが、FCの店舗数ランキングでいうと第何位くらいでしょうか?
竹村:60位くらいだと思います。
林:そろそろお声がかかってもいいと思いますが。
竹村:案内くらいは来るんじゃないかと思います。
そのような基準なので、入ろうと思えば入れると思います。
加盟して信用できる点はディスクロージャー(情報開示)
林:簡単に入れるということは、そこまで信頼性があるというわけではないのでしょうか?
竹村:そうとも言えます。入るだけだったらそこまで難しいことではありません
林:竹村さんから見て、日本フランチャイズチェーン協会に加盟していて驚いたFCはありますか?
竹村:あります。危ないFCも加盟しています。
ほとんど活動していないのに入っているところもあります。
FCとしてはほとんど何もしていないところもあります。
古い組織で、もともと通産省の時代に許認可された組織です。
林:マンマチャオの三原社長は?
竹村:入っています。三原社長は当時、コインランドリーというビジネスがあやしいと世間で思われていたので日本フランチャイズチェーン協会に入った方が安心感が生まれると思って加盟しています。
竹村:入るのは簡単ということは価値がないという見方もありますが、
1つだけここに入っているFCの信用できる点があります。
それは、ディスクロージャー(情報開示)の基準を定めています。
林:確か、ブックオフの回(vol.33)で調べていましたね。
竹村:どれだけ増えて、どれだけやめたか。辞めた内容も契約満了か、途中解約か、トラブルや訴訟があったのかを全て出さないとなりません。
林:それはすごくいいですね。撤退が多いところはダメそうですし、増えてるとか伸びているのかなどがわかります。
竹村:そういうのを出したくないというところは入らないです。
でも、東進衛星予備校の株式会社ナガセは入っていません。
入っていないからダメということもありません。
入っているということは情報を出さないといけないので、情報を出しています。
重要なのは協会に加盟することではなく情報開示をすること!!
竹村:入っているということはある程度のディスクロージャーをしているという信頼感はあると思います。武田塾が入るべきかどうかと言われたら、お金がかかることでもあるので僕はそんなにオススメはしません。
要はディスクロージャーをしていればいいのです。
武田塾はちゃんとディスクロージャーをしています。
竹村:全校舎の売上や単価を見せていますし、その他もかなりオープンにしています。
ここまでやっていたら、JFAに属しているところが出している法定開示書面みたいなものより全然オープンにしていると思います。
竹村:だから、情報をちゃんと開示することの方が重要だと思います。
武田塾は入っていないと言われたら、それ以上に情報を開示していると言ったらいいです。
林:結論としては、日本フランチャイズチェーン協会に入っていないところは信頼できないのでしょうか?
竹村:そういうわけではありません。