カーブスは最初はそんなに流行っていなかった??

林:カーブスは、はじめは上手くいってなかったんですか?

竹村:結構知らない人は多いと思いますが、もともとカーブスというのは女性のくびれのカーブを意味します。ちょっとポッチャリした女性のくびれをカーブさせるというのが由来です。
でも前回言ったように、今はおばあちゃん達がやっていますが、おばあちゃん達にくびれは関係ないです。

カーブスはビジネスモデルを変えて成功した!?

竹村:最初、痩せるということでやっていた時には、そんなに流行らなかったです。
そんなに流行らなかったというか、痩せるとやめてしまうということが起こっていました。
全国に作ってみると、ある店舗では会員さんがやめないで積み上がっていくところがありました。その店舗の共通項は年齢層が高かったということです。
中年よりも、年を取っているおばあちゃん達の方が定着することがわかりました。
関節痛が治ったとか、腰痛が治ったとかそういうことで定着したようです。

林:思わぬ副作用だったわけですね。

竹村:だからこれは、ベンチャー・リンクがアメリカから権利を買ってきてそのままやってそのまま成功したという話ではありません。ビジネスモデルは当初から変わっています。
後付けで言えば、日本とアメリカでは肥満度が違うから、そのまま持ってきても上手くいかなかったです。

いろんな事例を試せるFCだからこそ、ビジネスモデルが進化する!!

林:FCを始めてみて店舗が広がって、その中から思わぬ事例が出てきてビジネスモデル全体を変えてしまっているということがあるのですね。東進ハイスクールも同じ話がありました。とりあえず広げてみたらそこであることが起きました。

竹村:そうです。本部としては最初は大画面・大迫力というビジネスモデルだったけど、ある加盟校がはじめた個別で見れるというものがあって、そこから今の映像予備校の繁栄があります。

林:そこがFCのすごいところです。いろんな事例で試せて、みんなで考えていいものを使っていけるという、まさにカーブスのビジネスモデルがFCによって進化しました。

竹村:もちろん最初のビジネスモデルが関係ないとまでは言えないですが、それがそのまま成功するわけじゃないので、全国にたくさん作って、全国の加盟店が色々やっていく中でいい方に変わっていくことがFCではよく起こります。

林:逆に、上手くいってないけどとりあえず広めるという考えも出ちゃったと聞きます。

では次回、カーブスについてさらに詳しく教えてください。