マンマチャオ、こんな人には加盟してほしくない!
林:今回もマンマチャオの三原社長にお越しいただいています。よろしくお願いします。
三原:よろしくお願いします。
林:現在フランチャイズが急激に広がっていますが、それだけ多くの人が来てしまうと、フランチャイズのことを理解していなかったり、誤解をしていたりということがあると思うのですが。
三原:はい、あります。
林:三原社長から見て、加盟検討者に気をつけてほしいことや、フランチャイズについて思うところがあれば是非教えてください。
三原:フランチャイズというものは、本部とフランチャイジーが相互に理解し合って、信頼関係を持つ形で仕事を進めていかなければ絶対にうまくいきません。フランチャイジー側は、本部はどう思うだろうと考えて、本部を信頼して、本部にも儲かってほしいと考えるべきです。そうすれば本部も「こうすればフランチャイジーが喜ぶだろう」と考えるし、本部もフランチャイジーを信用します。お互いに信用しあって、相思相愛の関係になることが大切で、相手を信頼する気持ちがどちらかが強くてどちらかが弱ければ成り立たないのです。
本部がフランチャイジーに「うちは本部だ、言うことを聞きなさい!」とやってしまうとうまくいきませんし、逆にフランチャイジーが「うちは高額の加盟金もロイヤリティも、何千万円の初期投資も払っている大口の顧客だから、本部は言うことを聞け!」のように振る舞ってもうまくいかないわけです。やはり相思相愛にならなければいけないということを考えながら加盟していただきたいと思います。お客様になっては駄目なのです。
私の考えでは、武田塾さんは立派なフランチャイズだからいいですが、マンマチャオはまだまだ未熟で、完璧なフランチャイズというものがない中で、フランチャイジーと本部が一緒にいいブランドやいいフランチャイズを作るために、お互いに意見を出し合って、切磋琢磨しながらブランド力を高めていくということを心がけなければうまくいきません。「完璧なフランチャイズだと思って、沢山お金を払って加盟したのに、あれもない、これもない、もっとこうだと思ったのに」みたいなことを言われても困ります。それならコンビニなどの大手フランチャイズに加盟されるべきであって、私達のようなベンチャーのフランチャイズに入るからには、一緒にブランド力を高めていってほしいのです。お客様的な気持ちでいる方は、マンマチャオというブランドに加盟してほしくないと私達は思っています。
私自身はマンマチャオというブランドを維持して、知名度やブランド力を向上させるために命を賭けてやっていますし、うちの社員も命を賭けて、夜中まで頑張っています。「マンマチャオ、何だかすごく儲かりそう」「ちょっと簡単そう」という気持ちで気軽に加盟して、「あとは本部がやってくれるでしょ?お金は払ったから後はよろしく」という考えの方々は、加盟はご遠慮いただいています。
林:本部をやっている身としては、共感できる言葉が沢山ありました。
三原:そうですか。
「本部にも儲けてもらいたい」と思ってくれる人はちゃんといる!
林:やはり加盟する方はまとまった金額のお金を払いますから、「これだけ出したのだからやってくれるでしょう?」という方がどうしても一部いらっしゃいますよね。でも、これは不思議な感覚だと思いますが、僕達が加盟している方に成功してほしいと思うのは当然だとしても、加盟している方も、「本部にも儲けてもらいたい」ということを加盟の際に思っていただける方も実際多くいらっしゃいますよね。
三原:いらっしゃいますね。相思相愛で。
林:そういう方だと嬉しいので、今の話は結構ぐっときました。
三原:ありがとうございます。
林:でもこれは結構難しいですよね。お金を出してもらって、さらに儲かってほしいなんて思ってもらえる人はなかなかいません。
三原:やはり本部がそれなりにお金を持っていれば、色々なことができるんですよ。
林:そうですよね。
三原:例えば、私達は今それほどお金はありませんが、テレビコマーシャルを打ってほしいという要望が来ることがあります。予算の関係で難しいですが、本部が潤っていればテレビコマーシャルを打つのもいいと思います。
林:そうですよね。本部が儲かることによって加盟者にとってもいいことがあるということについて、次の回で聞いてみたいと思います。
三原:ありがとうございます。