フランチャイズの開発とは?

:竹村さんの人生は本当にフランチャイズ一筋ですね。「ベンチャーリンク」で行っていた「ガリバー」「牛角」などの開発とは、つまりは一緒に加盟の面談などをしていたということですか?

竹村:そうです。「ベンチャーリンク」という会社はいくつもの本部を支援していました。開発というのは、フランチャイズに携わりたい会社を見つけてきてマッチングさせるというものです。他には一緒にオーナー面談などをしたり、物件の下見に行きます。「ベンチャーリンク」で成功したフランチャイズの社長とは、当時かなり密接に仕事をしていました。なので、いくつものフランチャイズ本部に勤めているような感覚でした。

:失敗した事例もありますか?

竹村さんのフランチャイズ史

竹村:勿論あります。失敗というのも複数例あり、最初からうまくいかなかったもの、大成功してもそのあとにうまくいかなくなったもの、成功途上でうまくいかなかった事例など様々です。トータルでは30社以上のフランチャイズに関わってきましたので、失敗した事例も中にはあります。

:「東進衛星予備校」は塾向け。いわば、同業種法人というものでしょうか?

竹村:塾という業界に対して提案していきました。塾ばっかり回っていた記憶があります。

:「ベンチャーリンク」で携わった「ガリバー」「牛角」というのは法人向け。「ベンチャーリンク」で有名なフランチャイズと満遍なく関わりを持ち、その後は個人の脱サラのフランチャイズ「トータルサービス」という車の修理屋さん。

:では、その後にフリーで手がけたものは?

竹村:今でも経営していますが、三原さんのコインランドリー「マンマチャオ」。

:竹村さんが手伝ってから順調になった「マンマチャオ」。

竹村:売り上げが四倍になりました。その他は、林さんが前にやっていた「ヒーローズ」。

:「ヒーローズ」も100校舎撤退ゼロ。

竹村:そこまで大したことはやっていません。ただ、撤退ゼロというのはインパクトがあります。今は200校舎を超えています。

:竹村さんが手伝った頃は何校舎でしたか?

竹村:僕が出会った頃はまだ60~70校舎でした。そこから120~130校舎ぐらいまではお手伝いをしていました。

:他はなにかありますか?

竹村:他は「ストレッチアップ」。あとは忘れました。失敗したのもありました。

:驚くほど、人生フランチャイズ一筋。今では専門家と呼ばれていますが、その呼び名に対して、どう思いますか?

竹村:専門家というと、学問として研究しているみたいで嫌です。僕は体当たりで、愛を持って研究していますから。次回は林さんの過去について、教えてください。