FCの買取ビジネスを思いついた!!
林:買取ビジネスについて話していて思いついたことを教えてください。
竹村:FCの買取をやったら面白いと思いました。
林:本部を買うのですか?
竹村:加盟店を買うのです。
林:たまに、竹村さんに相談がいく案件ですね?
竹村:FCに加盟したけどうまくいっていなくて誰か他にやる人がいないか、という相談があります。
やめたいけど本部ともめています、どうしたらいいでしょうか?といった相談が来ます。
武田塾のオーナーでもそういうことがありました。ちょっと手助けをして解決してあげました。
途中でやめたくなることは結構あることです。
林:そのオーナーさんにとても感謝されていて、竹村さんはまさに神で、本当は何千万円も取られるかもしれなかったようなかなりのトラブルから救っていただきました!!と言われましたね。
うまくいっていないFCでも買いたい人はたくさん!!出口戦略を考える
竹村:FCをやめる時の手順を世の中の人は知らないので、FCをやめるときには違約金がかかるんじゃないか、違約金の半分は払わないといけないのだろうか、と思っている人が多いです。
ところが、全く儲かっていないFCの店舗でも買う人がいます。
100万円で売れたら100万円もらえるし、敷金などが返ってきたら結構回収できます。
林:違約金がかかるどころか、手元に資金が増えるならそれは感謝されますね。
竹村:結構みんな知らないと思います。僕のところには学習塾の相談が多いのですが生徒がいないから売りたいというところでも、生徒が20人以下の成り立っていないところでも、100万円や200万円で買う人がいます。
竹村:FCでも、出口戦略が使えます。
※出口戦略:上手くいっていない状況においてできるだけ損害を小さくする戦略
FCには出口戦略があって、実はわりと売れます。流動資産とまではいわないですが、基本的には今やっているお店を誰かに売って現金化することがわりとしやすいです。
林:飲食店のFCに加盟していて疲れてやめたいと思ったときに違約金がかかるのではなくて、それを誰かに引き継げるし売れる!ということですか?
竹村:誰が買うと思いますか?
林:新規で加盟しようと思っていた人がもともとある店舗で基礎的な売上が付いているならそっちの方がいい、と思うのでしょうか?
竹村:それもあると思いますが、同じ看板でやっているオーナーが1番多いです。
林:俺はもう、1軒やっていてうまくいく方法がわかっているからそっちの店がうまくいかない理由はわかっている。俺にやらせてくれればうまくいかせられる、ということですか?
竹村:そういうことです。
FCというのは同じ看板で同じ商売をしますが、成功するところ、しないところが出てきて、成功するオーナーが成功しないオーナーの店を買っていきます。これは結構行われていることです。
例えば天童さんの回に出てきたITTO個別指導学院は、うまくいかなくて閉じる教室があったら買いたいというオーナーが全国に何人もいます。
林:うまくいかせる方法がわかっているということですね。
竹村:その人たちが買うとうまくいくのです。そういう理屈があります。
次回もう少し詳しく話します。