コインランドリーブームは過熱気味!?

林:前回に引き続き、コインランドリーブームはいつまで続くのか教えてください。

竹村:前回、ブームというのは、ブームで終わるものもあれば定着するものもあると言いました。ブームは過熱気味と言われることがあって、今コインランドリーはまさに過熱している状態といえます。

その要素として、同じコインランドリーフランチャイズの会社の宮崎の「WASHハウス」が上場して、上場するということはその市場に魅力があるということを示しています。これは驚きでした。

三原さんが本を出す3年前にはコインランドリーについてみんな勘違いをしていました。クリーニング屋さんがなくなるように、コインランドリーもなくなってしまうと思われていました。家に洗濯機がない人なんていなくなってきたからそうなると思われていました。
でもそうじゃないということを言ってきて、それが一気に証明されてきているのが今です。

コインランドリーが世の中に浸透した

竹村:上場するという会社があらわれてその業績を見たら、この2~3年はすごくいいものでした。これはなぜかと言ったら、洗濯機がない人ではなく、主婦が使っていることが世の中に浸透したからです。そこに、ひふみ投信の藤野さんが投資したのです。
その様子が、2/16のカンブリア宮殿で放送されました。
藤野さんが宮崎のWASHハウスの会社を訪ねて行きました。
社長と面談をして、そこで、ここの会社は伸びると判断されました。
WASHハウスは九州の会社ですが熊本に行ったときにたくさんあるので驚きました。
九州ではPM2.5や桜島の火山灰などの影響で一時的に需要が伸びているのではないかという見方が多くありました。ところが、藤野さんはそういうことではないと話をしていて、もし一時的な影響であればすぐに需要は落ちるはずだけど、それをきっかけに需要が伸びているのです。

コインランドリーは伸びていく

竹村:火山灰やPM2.5の影響ではじめてコインランドリーを使う人があらわれて、その人たちの何割かが継続して利用しているからこういう数字になっているのだと言ったのです。確かにその通りだと思います。
だから、今後もコインランドリーは伸びていくと思いました。

九州は所得が高いわけでも、共働き率が高いわけでもないと思うのですが、
そこであんなにWASHハウスがあるのだから、関東や関西ならまだまだできると思います。このコインランドリーブームはまだまだ続くと思います。

次回、コインランドリーブームの現状についてお話します。