フランチャイズ加盟を断られることってあるの?
林:竹村さん。「フランチャイズを加盟検討して、断られるケースってありますか?」という質問です。
竹村:もちろんあります。「武田塾」ではどうでしょうか?
林:僕はなかなか言い出せないタイプですが、お断りしたい方もいます。
竹村:明確に断ったというのはあまり記憶にないですが、僕はその段階でかなりふるいにかけています。
林:僕のほうではなく、竹村さんにお会いした方は雰囲気で断られている。
竹村:最悪、はっきりと拒否することもあります。林さんにご登場いただいて断った方を覚えていますか?泣いてしまって、可哀想でした。僕だけでは断り切れなかった。あの方は林社長に直接会って結論を出したかったのでしょう。
林:「武田塾」に加盟したくて涙を流すなんて、嬉しい限りです。
竹村:どんなに「武田塾」に加盟したくとも、適正基準というものがあります。適正のあるフランチャイズに加盟したほうが幸せになれるはずです。
林:あのときはすごい勉強になりました。「武田塾」の重みを実感しましたし、選択の難しさも知ることができました。
断らないフランチャイズもある!
竹村:反対にまったく断らないフランチャイズもあります。僕がサラリーマンとして在籍していた「トータルサービス」というフランチャイズは基本的に断りません。ただその代わりに研修があり、その研修でふるいにかけていく。技術のフランチャイズなので、脱落者も何割か出てきます。その場合、しっかりと返金して対応しています。
林:手当たり次第に加盟させているからといって、悪いフランチャイズとは限らない。
竹村:これは「トータルサービス」の山口社長の考え方によるものです。人となりはすぐにはわかりませんし、個人が口先でアピールするやる気よりも、研修でのやる気のほうが信用できます。一見期待薄な方でも技術が良かったり、口下手だったとしても人一倍情熱があるかもしれません。研修は2週間あたりなので、その間に垣間見えるでしょう。僕はとてもフェアだと思いました。
林:だとしても、全員加盟させてしまったらクオリティに差が出てくると思います。
基本的にフランチャイズはちゃんと加盟者を選んでいる!
竹村:基本的にフランチャイズはふるいをかけますし、僕は必須だと思っています。誰でも加盟できて、誰でも成功できるフランチャイズだったら別ですが、そんなの上手い話はない。あったとしても席数は限られています。ただそのふるいの性能は別問題です。多くのフランチャイズはどういう形で選択しているのかというと、やはりきちんと選んでいるところのほうが多いと僕は思います。
竹村:例えば「ピザーラ」の浅野さん。この方は「ピザーラ」に加盟いただく方に対しては、厳しい目を持って応対します。結婚の申し込みに来た婿も同然だから、選ぶのは当然だというようなことを言って、フランチャイズ業界では有名になりました。
林:次回も断られるケースについて、詳しく教えてください。