Shienグループの現状を語る!!|フランチャイズ相談所 vol.297

「Shienグループ」は実験的?

竹村:僕は吉田さんがフランチャイズチャンネルに新社長として出演するとは思ってもみませんでした。vol.294~295でも少し触れましたが、吉田さんは「東進」時代の一緒に働いていた仲間です。「株式会社ナガセ」1年目の僕が面接をして採用しました。現役と一浪で1年間の差があるため、後輩ですが同い年です。まず就労移行支援についてですが、僕はここまで発展するとは思っていませんでした。フランチャイズとしてはかなり実験的で、看板を統一せず、「Shienグループ」という大きなくくりの中でさまざまな事業を行っています。フランチャイズとして成り立つかどうかを検証したわけですが、見事に成功したわけです。現在、新規加盟のほうはいかがでしょうか?

吉田:あまり進んではいません。

竹村:制度の改定の問題でしょうか?

吉田:新規参入の条件が厳しくなり、事業を開始するまでに時間がかかるようになりました。なので、少し遅れている状態です。

「Shienグループ」は黒字転換までが速い!

竹村:当然ですが、行政のルールに則っている事業なので改正というリスクは常にあります。ただ、今回の改正はすでに予期していたことです。かえって「Shienグループ」のような、集団で行うことの価値が上がったと思います。個人でもやれないことはない事業ですが、ハードルは上がったはずです。

吉田:単価が決まっているので事業は想定された範囲内で行わなければいけません。確かに裏を返すと誰にでもできる事業です。ただ、集団で行うことによって比較ができたり、補助を受けられます。そのため黒字転換までのスピードは個人よりも速くなります。

竹村:「Shien」グループは勉強会で数字を共有しています。500~600コマが目標となっていますが、個人であれば想像もできないでしょう。金額にすると500~600コマはどのぐらいになるのでしょうか?

吉田:それは9000円と考えるか1万円と考えるかですよね。

「Shienグループ」は重い事業?

竹村:林さんが「Shienグループ」をオススメする気持ちはわかります。「武田塾」との違いは事業の重さです。「Shienグループ」は「武田塾」と違って重い事業なので、軌道に乗ってしまえば安定します。初期費用は高額ですが、ルールに則って行う事業なので価格競争も起こりません。新規参入が厳しくなっているということは、言い換えると安定しているということです。放課後等デイサービスと比較すると一目瞭然です。放課後デイサービスはフランチャイズで広がり過ぎたため行政からストップがかかりました。

吉田:「Shienグループ」はそもそもフランチャイズではありません。

竹村:身内だけの事業なので広告も打ちません。一般募集もフランチャイズチャンネル内でしか公表していません。派手さよりも安定が一番です。僕としては、昨年の制度の改正は「Shienグループ」にとって大きなチャンスになると考えています。

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FCチャンネル 広報部