前年同期比を上回る武田塾のFC展開

林:武田塾のFC展開の現状はどうですか?というご質問をいただきました。

竹村:2016年に100校舎を達成しました!加盟校の伸び率・伸び数としては、2015に比べて2016年は伸びませんでした。加盟数が伸びなかったのは、新規加盟のエリアがだんだんなくなってきているからです。
でも、今は非常にいい状態だと思っていて、それは一言で言えば、「前年同月比」。FCは前年同月比が全てです。加盟校数は増えていないのですが、加盟校数の伸び率が前年同月比を割っていますが、その他の生徒数・売上などの指標がほぼ全ての教室で前年同月を上回っています。
3年やっていて2年目より悪くなっている、2年やっていて1年目より悪くなっているところはないですね。

竹村:このフランチャイズチャンネルでも、
サーティワンの回(vol.143:サーティワンのFCについて教えて!!)で、「前年同月比」というお話をしました。
FCでは前年同月比が全てなのです。健康で言えば、体重と体脂肪率のようなもので、減らしていこうとしたらそれを見ます。
FCが健全であるかどうかは既存店舗の前年同月比でわかるのです。新しいところがどんどん入って、全体の数字が混同するとダメで、既存の店舗の指標の前年同月比がどんどん良くなっていれば、FCとしては極めて健全なのです。
前年同月比はとても順調なので、武田塾のFCは非常にいい状態だと思っています

募集広告を出さなくても好調の武田塾

竹村:林さんは、武田塾の展開は好調だと思いますか?

林:募集広告も出していないし、熱心に新規加入を増やそうともしていないんですよね。やりたい、という方がいらっしゃったらやってほしい、というようなスタンスでこれだけ増えていてとてもすごいと思っています。作ろうと思ったら新規校舎を作れるけど、今のオーナーさんに配慮もしながらだったら新規の店舗数の伸びは減って来ています。
1番初めに竹村さんとも話したのですが、東進ハイスクールみたいに、既存店舗の隣に新規店舗を作る、というようなエグいことはしたくないというコンセプトのもとやっています。
隣にも作らないし、隣駅にも作らない。そういう大サービスをしてやっていると、こんなペースになります。

竹村:広告を出さないようにしたのは、効率が悪いからというのもありますね。
今、アントレに広告を出したら問い合わせは来るのですが、100校も出していて絶対に有名になっているから、2〜3年前に比べてたくさん反響はあるのですが、東京・千葉・神奈川でやりたいと言われても、「その場所ではできません」とお断りするのは申し訳ないし、そのような面談をするのも無駄になるので広告もやめました。

林:アントレに広告を出して応募が来たとしても、アントレに出したから応募が来たというか、武田塾の募集があるかなって探すためにアントレを調べるという人もいるから、それで何百万も払うのはちょっと。逆に、アントレから武田塾のおかげでアクセスが増えているんだから広告料金ちょうだいよ、って思いますよね。

次回に続きます。