既存オーナーを大事にした武田塾のFC展開

林:前回(vol.151)に引き続き、武田塾のFC展開はどうですか?という質問です。

竹村:前回もお話ししたのですが、既存店の状況はとても良いのですが、加盟数の伸びは緩やかになってきています。
その理由は新規のエリアがなくなってきたからです。このようなタイミングで、既存のオーナーを無視して新規店舗をたくさん作るFCもたくさんあります。
今は市場広げる時期でチャンスだということで、一気にこれまでのFCのルールを変更するFCもあります。例えば、
「武田塾は1つの駅に1つというルールでしたが、乗降客数○○以上の駅には2つにする」
「○月○日までは既存オーナーには優先権があるので、そこまでに契約する人は契約していただきたい」
もしそうでなかったら新しい人が入るかもしれませんと行って、新しい人が入るというのがFCでは良くありますが、武田塾ではそんなことはしません。

林:僕にもそんな勇気はありません。

竹村:それをやると確実に、既存のオーナーの満足度は下がることになります。無理に加盟数を伸ばすよりも、今やっているオーナーに今の生徒の2倍、3倍と数を増やしてほしい、そっちの方に持って行きたいと思っています。

武田塾以外のFC加盟のオススメ

林:武田塾で加盟したいといってきた人でも、この人は「就労移行支援」の方がいいのでは?とか、「心身健康倶楽部」の方がいいんじゃないか、などの他のFCを促していたり、武田塾に加盟したいと言って最初に来ても、1番その人にあっているものをご紹介することもあるので、そういうのも含めて、武田塾を気合い入れて増やそうとしたらもっと増えたと思います。

竹村:150くらいまではこのまま増えると思っています。150くらいならいい加減FCもたくさんあって、10年間ずっと150のFCもあります。毎年30増えて30減る、というのもあります。
そういうFCにはしたくないので、300校を目指してやって行きたいけど、既存のオーナーの満足度を下げる形にはしたくないです。
著書(『代ゼミが負け、東進が勝ち武田塾が伸びる理由』)も出しましたが、あれは、東進からお金をもらっているんじゃないか?というレビューがあったんですが、武田塾からお金をもらっているんじゃないか、というレビューはなかったので本当は読んでいないんじゃないか、と思いますね。
あの本を読んでもらえれば、武田塾が伸びることがわかってもらえるかと思います

2017年の武田塾の展望

林:2017年、武田塾はどうなっていきますか?

竹村:武田塾は空いている地方枠が全て埋まると思います。

林:ぜひ、武田塾が進出していない東北地方(まだ仙台しかない)や中国地方、そういう県に行き渡ったらいいなと思っていますので、万が一その地域で武田塾を広めたい方がいらっしゃったら、ぜひご連絡ください。