無店舗フランチャイズは”営業力”がものをいう?

:竹村さん。無店舗フランチャイズのメリット・デメリットを詳しく教えていただけますか?

竹村:デメリットとしてはまず、無店舗は集客面に難があり、営業力が必須となってくるということです。
地道にポスティングをしていったり、
ご利用いただいたお客さんから、そうでないお客さんまで、一つ一つの人脈を繋げていくしかありません。なので、スタートアップとして、初見のお客さんの開拓を手伝ってくれる本部もあります。
ただ、大方の無店舗販売の資本部は、自社の技術を用いるだけで満足のいくビジネスになると謳います。
例えば、風呂釜清掃などの無店舗ビジネスがあるのですが、そもそも広告チラシでお客さんが集まるのならば、直営にすると思いませんか?
つまり、共にこの事業を拡大して、一般化するよう目指すということです。
なので、初期の集客の工面というのが無店舗の難点です。ただ一方で、僕自身が「トータルサービス」で勤務していたときに気がついた、無店舗特有のメリットもあります。勤務されていた皆さんの収入はあまりよくありませんでしたが、幸せそうな生活をされていました。どういうことだかわかりますか?

低収入でも幸せ?無店舗のメリット!

:わかりません。低収入なのに、何故幸せなのでしょうか?

竹村:「トータルサービス」は低離職率が自慢でした。なので、入社時には仕事に満足感を覚えている方々が多い会社だという印象がありました。
「ベンチャーリンク」の感覚が残っていたので、満足感とは収入面での豊かさに直結していると思っていたわけです。ですが、実際に会ってみると、別段高収入だったわけではありませんでした。
15~20万円の月収で幸せを掴んでいたのです。

:他に副業をしていたりしましたか?

竹村:していません。
「トータルサービス」の場合、15~20万円の月収で満足できるのならば、午前か午後、どちらかだけ働けば達成できます。田舎の実家に住んでいるため家賃を支払う必要がなく、親も同居していて、奥さんもパートで働いていたりすると、賃金や年金が積もり積もって、世帯年収は高額になります。

スタートアップを乗り切れば、理想の生活が手に入る!

:無店舗フランチャイズは集客面と収入面で難があるけれども、ライフワークバランスを重視するのならばメリットもある。

竹村:なので、無店舗フランチャイズを検討される方にポイントとして申し上げたいのは、初期の集客は大変だけど、一度開拓すれば容易に繋がっていくということ。

竹村:「トータルサービス」の場合、中古車屋さんと一度繋がると、継続的に仕事を依頼されるようになります。
清掃業も評判がよければ継続的な依頼があります。次回に「金沢屋」さんの具体例をご説明します。

:では、次回は無店舗フランチャイズの続きと、「金沢屋」さんについて教えてください。