介護関係のフランチャイズは儲かるの?

林:介護関係のフランチャイズについて教えてください、の最終回です。
介護関係ではみんな、減らされて大変だと言っています。

竹村:儲かってる時期があった人たちが特に言っていると思います。
天童社長がデイサービスを始めた頃は凄かったです。

林:月いくらぐらい儲かってたんですか?

竹村:具体的には言えませんが、現在は最盛期に比べて、利益は3分の1くらいになってしまっていますが、それでも事業をやってる人はいます。

林:みんな厳しそうだけど継続してるということは、赤字ではないんですよね?

竹村:赤字のところもあるとは聞いていますが、赤字を垂れ流すことにはなりません。

林:でも僕はそういう方の話を聞いていると、赤字なんじゃないかと思うくらいの厳しさの雰囲気を感じます。国が減らし過ぎたという印象ですね。

竹村:今でも売りに出せば、買う人はいますので、儲からないわけではありません。
需要は高まるが、儲けるための仕組みは必要になります。

林:つまり、しっかり工夫した経営をすれば、何とかいけるラインなんですか?

竹村:そう思います。今後、高齢者が増えていくことは間違いありません。
それに合わせて国が予算を取っていますが、フランチャイズの場合だと一気にできるので、それが目立ってしまいます。
就労移行支援については、密かにやっています。これはアントレなどに出して大々的にやってはダメだと思います。実際、あえてやっていませんよね。

支援事業は、チャンス!

林:介護のニーズが高まる中で、みんなが疲弊するほどの制度になったら、担い手が少なくなってしまいます。就労移行支援も、今も長野などにできて凄く感謝されています。だからもっとあった方がいいんだけれど、それでつくって、減らされることになったら怖いことです。
就労移行支援に関しては、東京都内の新規の申請が若干、規制がかかりつつあります。

竹村:そうですね。方向性としては常にあると思ってました。先に入った方が有利だと思います。全国的にはまだ少ないので、チャンスはあると思います。