おばあちゃん達は長い期間通ってくれる!!

竹村:前回、カーブスはある店舗がおばあちゃん達にウケて、それを参考にビジネスモデルが変わったというお話をしました。今カーブスは流行っていて、加盟店が1500〜1600店舗あります。

林:しかも、長く通ってもらっています。

竹村:そうですね。おばあちゃん達はやめないです。やめないどころか、一緒に旅行に行ったり、コミュニティができたりしています。だから、ビジネスとしてすごく安定しています。

カーブスは凄く儲かっているわけではない!?

竹村:ただ、今回話したいことは、すごく儲かってるわけではないと思う、という話です。

林:そんなに広がってやめてないのにですか? そんなに儲かってないのに、みんなやってるというそんなモデルがあるのですか?

竹村:カーブスの会費は月々6000円以下です。年払いするとさらに安くなります。

林:個別指導塾だったら考えられないです。

カーブスの損益分岐点は300〜400人!?

竹村:そろばん教室みたいな値段です。300〜400人が損益分岐点だと言われていますが、それはそうなります。
個別指導塾は2〜3万円の単価があるけど、そろばん塾くらいの単価しかないのです。
だからカーブスは、1店舗だけやってる会社はほとんどないです。基本的に複数店舗やっています。
安定はしてるけど、流石に1店舗で1000人いるカーブスはないです。500人か、すごく好調な店舗で700人くらいだと思います。だからそこまで儲かってるわけではないです。

サプリメントも売って単価の引き上げ!!

竹村:ただ、会員がずっと安定して辞めないでいるから、堅いビジネスではあります。
サプリメントも売っています。ここが、健康・美容系のビジネスの強さです。
僕が聞いたおばあちゃんだと、会費自体は6000円弱だけど、サプリを5000円買っているので、ちょうど1万円くらいになります。
そういうところでの儲けもあるみたいですが、全員がそのサプリを買うわけではないです。だから、カーブスは本当にFCとしては大成功をしていて、安定した実績を残してると思いますが、1店舗がそこまで儲かるわけではないと思います。

林:たくさんあってそんなに儲かってないけど、撤退がないというそういう絶妙なところを突くFCもあるのですね。

竹村:そうです。オーナーさんの満足度は高いと思います。

林:1軒作るのに1億円くらいかかるFCもあれば、月々5000円で何百人も集めているというような、いろんなFCがありますね。

今日はありがとうございました。